哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

伊吹山頂は(写真)

2015-07-31 06:20:44 | 写真
伊吹峰に登りて惑ふ頂は
あれやこれやと三つの地点       樋田哲仙

 百名山のひとつ伊吹山(1377)は夏には高山植物の花畑となり、京阪神から日帰りができる人気の山である。薬草の山でも有名だが、1300種を数え、固有種も見られる。年間の登山者は30万にとなり、最近では環境保全を理由に300円の入山料路徴収している。ところが、山頂がどこにあるのか分かりにくい。よく似た程度のピークガ三箇所もあるからだ。今回一等三角点を見つけた。ここだろうかと迷うばかりだ。

イカの妙(水墨画)

2015-07-30 06:12:36 | 水墨画
烏賊なるは袋と筒の形して
足ありながら陸に上がらず     と伊佐哲仙

 イカは深海に住むダイオウイカから夏に海岸近くに幻想的な光を放つホタルイカまで多様である。その大きさは万別である。大方は食用にもなる。日本海側の各漁港には小型船を満艦飾に仕立てて夜操業する。イカの光に集まる習性を利用した漁法である。太平洋側には見られない。にほんブログ村 美術ブログへ

醒ヶ井の梅花藻(写真)

2015-07-28 06:20:59 | 写真
ミニタオル清水につけて顔を拭く
旅に思ひ出醒ヶ井の宿      樋田哲仙

 滋賀県米原市の旧中山道沿いに醒ヶ井宿に地蔵川が流れる。冷たい流れの中に小さな白い梅花藻の花が揺らぐ。どこの家にも川へ降りる階段があり、洗い物の暮らしを支える。手を付けるとすごく冷たい。湧水にタオルをつけて顔を拭くと暑さも引いていく。旅の思い出が一つ生まれた。

めざしの好きな土光さん(水墨画)

2015-07-27 06:54:58 | 水墨画
おやおやと驚くばかり大物の
土光敏夫氏目刺しに目のなし       樋田哲仙

 つい最近東芝は会計処理お不適切さが発覚し、社長経験者3人を含む8人が退陣するん問題がテレビで流れた。投資家や消費者に信用を損ね、アメリカまで影響は及んでいる。かって東芝の社長を経験し経団連会長、臨時行政改革推進議会会長で辣腕をふるった土光敏夫氏も霊界で渋面を作っていることだろう。この大物財界人が目刺しが好物で毎日食したという。「めざししの土光さん」なる異名で呼ばれた。 にほんブログ村 美術ブログへ

鬱蒼たる熱田神宮(写真)

2015-07-25 06:41:48 | 写真
畏くも神器の剣千古より
熱田の宮の参道進む       樋田哲仙

 熱田神宮は名古屋市街の真ん中にある。珍しく鬱蒼とした樹木が境内を埋め尽くす。他所の神社には見られない。社殿は荘厳でその奥が見えない。いくつ建物があるかもわからない。これまた類例がない。伝え聞くところによると、三種の神器の一つ草薙の剣が祀られといるとか。この神宮は正月三ケ日の参拝客は毎年日本のべストテンに入る。7

旅行中のナスビとキュウリ(水墨画)

2015-07-24 06:08:22 | 水墨画
旅行して畠三日も空けたれば
太り過ぎたる茄子と胡瓜        樋田哲仙

 月に1回はかなり遠くまで旅行をしている。人生の最後が近づいているので元気なうちにと思うと遂決行することになる。今回は富山県五箇山と家持ゆかりの高岡であるが、また追って写真で紹介する予定でいる。ところが、3日も家を空けると菜園の野菜が太りすぎて化け物のようなってしまう。鋏を入れるたびに苦笑いが自然に起きている。  にほんブログ村 美術ブログへ

尾張大国霊神社(国府宮)(写真)

2015-07-22 06:16:39 | 写真
締め込みの男ら万余参道を
国府宮には裸の祭り        樋田哲仙

 尾張五社の一つ尾張大国霊神社(国府宮)「こうのみや」は裸祭りで名が高い。毎年旧正月13日に開催れ、近郷近在から万余の締め込み姿の裸の男たちが長い参道でもみ合う。天下の奇祭に入るだろう。岡山・西大寺によく似た裸祭りがあるが、片や神社、片や寺と対称的で江ある。

ひょうたんは楽しい(水墨画)

2015-07-21 08:11:50 | 水墨画
瓢箪を作りてみたく思へども
棚の作りの煩はしくて      樋田哲仙

 ヒョウタンは見ているだけで楽しい。飾り紐で6個のヒョウタンを柱に吊るして日々目に触れている。自然のままでよくぞこの形に出来たものだ。昔は水筒代わりに水や酒を入れる器になった。飲み口もついている。旅人は腰ひもにヒョウタンをぶら下げて旅の喉を潤したとも聞く。菜園で作りたいのだが春に種をまいて秋の深い収穫では1年がかりとなり、裏作の秋野菜が作れない。棚も強風に耐えるしっかりとしたものをこしらえないと駄目である。 にほんブログ村 美術ブログへ

津島神社境内(写真)

2015-07-19 06:22:50 | 写真
尾張なる津島の神の広々と
朱塗りの社殿気品のあふるる       樋田哲仙
 愛知県西部にある津島市は津島神社の門前町として栄えた。人口6万6千の小さな街にしては立派な神社である。まず、気品があふれる数々の社殿は広大である。朱塗りもよい。日本では珍しく優雅さがあり、市民の誇りにちがいない。

梅雨時のナス(水墨画)

2015-07-18 06:04:15 | 水墨画
菜園に茄子の盛りの梅雨時は
僅か五本が食べるに余る      樋田哲仙

 ナスは夏野菜の代表格で、毎年苗を購入して菜園で栽培する。今年は5本を植えたが、順調に生育して、梅雨時は水分が十分過ぎるか、よく実る。食べきれるものではない。せっせと娘宅へ届ける。嬉しい悲鳴とはこのことであろう。  にほんブログ村 美術ブログへ