古今集第四百九十番夕月夜(書) 2014-02-28 06:11:09 | 書 夕月夜さすが岡辺の松の葉の いつともわかぬ恋もするかな 余臣日と知らず」 淡い夕月の光に照らされた岡辺の松は、いつも緑で色が変わらない。わたしのこっころをふさいでいいるのは、いつという区別のない恋の思いである。
荒山公園あずまやで(写真) 2014-02-27 06:06:34 | 写真 早梅の香の流れ来る四阿に けふを喜び弁当開く 樋田哲仙 梅は桜と あらやまこうえんのばいりん違って梅の開花期は長いが、それでも、満開を狙って出かけるるのは難しい。荒山公園観梅も、多分にもれず出かけてみると、少し早かった。。もう後、1週間か10日遅くがよった。早咲きの種類があるので空振りではないが、やや不満である。香りが流れるあずまやに弁当を開いて楽しんだ。cv
塔の見える風景(水墨画) 2014-02-26 06:40:03 | 水墨画 やうやくにここまでくれば寺近し 木々の梢に塔の見え来て 樋田哲仙 能登路の帰路で妙成寺に五重塔があると聞いて、急遽立ち寄ることにした。ナビがありながら入力できなく、人に尋ねながら行くしかない。ガソリンスタンドで教えてもったが簡単なことをいううので、その気になったが、そうはいかない。他人から教えてもらうことむ難しさを痛感した。苦労してようやく森の上に塔の先端が見えたときは、やっと安心したものだ。
古今集第四百八十八番駿河なる(書) 2014-02-25 06:37:14 | 書 駿河なる田子の浦波たたぬ日は あれども君を恋ぬ日はなし 詠み人知らず 駿河の国の田子の浦には波の立たない日はあるけど、私は恋人を思わない日はありはしない。
少し早い荒山公園梅林(写真) 2014-02-24 06:06:24 | 写真 この季節はやる心に来てみれば 梅の盛りは十日の後か 樋田哲仙 この季節はどうも梅の開花状況が気にかかる。まだ早いか、もう満開なのかが何度も頭をよぎる。梅の名所がいくつも浮かんでくる。きのうの日曜日堺市の荒山公園梅林に出かけたが、少し早かった。17㌶、50品種、1400本が植栽されている。早咲きはあるが、全体としては蕾が多い。
鉢活けボケ(墨彩画) 2014-02-23 06:24:31 | 墨彩画 春きしを沸き立つごとく固まりて 喜びゐるは木瓜の花咲く 樋田哲仙 わが家に小庭にボケの木が2本ある。初冬から寂しいそうに春まで花数が少なくポツリポツリと咲く。もう1本は春になって賑やかに咲く。蕾が密集して花数が多く固まってひしめくように見える。まるでおしくらまんじゅうをしているようでもある。日当たりによく生育する。まだ咲くには少し早いが楽しみにしている。
古今集第四百八十八番わが恋は(書) 2014-02-22 06:35:10 | 書 わが恋は虚しき空にみちぬらし 思ひやれども行く方もない 詠み人知らず 私の恋は空っぽの空をいっぱいにしてしまったに違いない。いくら思いを晴らしったて、それが逃げてゆく場所がないのだから。
薩った峠「より(写真) 2014-02-21 06:23:44 | 写真 旅人の癒せし富士を仰ぎ見る 薩埵峠に絵心もちて 樋田哲仙 寄る予定で急いだ 東名・清水インターから薩った峠は近いが、途中一か寺寄る予定で急いだ。東海道五十三次の難所の一つで、 江戸時代画家が富士を描く最高の場所としていたという。是非、一度はその場に立ちたいと強く思っていたからである。現在は東名、国道1号線、JR東海道が集中していて見ごたえがある。目当ての富士山は駄目であった。
雲のない富士山が見たいが(水墨画) 2014-02-20 06:45:15 | 水墨画 雲切れて東名高速前方に ひとときながら富士のぞみゐる 樋田哲仙 富士山の絶景を眺めるはなかなか難しいことが分かった。冬は雲がかかりにくいため晴れた姿のがみられやすいと聞いたのが、とんでもない。東名高速静岡インター近くを東進していると、突然雲が切れてひと時ながら富士の姿が見えた。短時間と云えどもラッキーというべきであろう。
古今集第四百八十七番ちはやぶる(書) 2014-02-19 06:43:05 | 書 ちはやぶる賀茂の社の木綿襷 ひと日も君をかけぬひはない 詠み人知らず 賀茂の社の神主は木綿のたすきを肩にかける。私は恋人に思いをかけて、一日だに安閑としたことがない。
第21回泉州国際市民マラソン(写真) 2014-02-18 06:31:00 | 写真 冬晴れの春を呼び込むマラソンを コースに立ちて声援送る 樋田哲仙 第21回泉州国際市民マラソンが冬晴れの16日(日)に行われた。堺を含む9市4町が主催し、4700人が参加して春直前のコースを快走した。沿道に立ち、懸命に走る選手たちを迎え、声援を送りながらながら、カメラに何十枚とおさめた。
ツバキとサザンカは(墨彩画) 2014-02-17 06:44:34 | 墨彩画 主役にはあらずに広く慕はれる 冬から初夏へ椿の花は 樋田哲仙 ツバキとサザンカの関係は双生児のようなものと考えている。どちらが兄で、弟か、また姉か妹かの識別が困難である。相当成長しても判然としない。ツバキとサザンカがこれに酷似している。蕊に相違点があるという人もあれば、落花に相違点があるという人もいる。葉を見れば分かるともいう人もいる。これでは開花期だけで花がなければどうするのだろうか。
古今集第四百八十六番つれもなき(書) 2014-02-16 06:11:52 | 書 つれもなき人をやねたく白露の おくとは嘆き寝とはしのばむ 詠み人知らず 情けを知らない人を、自分はどうして起きは嘆き、寝ては慕わなければならないだろう。本当に悔しいことだ。
こんな富士山を撮りたくて(写真) 2014-02-15 06:08:44 | 写真 祈れども期待はづれて雲厚く 富士の見えざる三保松原 樋田哲仙 神々しい富士山の写真が撮りたくて世界遺産の三保松原へ出かけた。グラビアなどでよく見かけるあの写真を狙ってである。現地へ到着してみると、雨模様で、どうにもならない。すぐに止んだが、雲は取れない。がっくりは隠せない失意のまま散歩していると掲示板に富士山の素晴らしいポスターが貼られていたのでその写真を撮った。こんな風景を自分の目で確かめて撮りたかったのだが。
壺のツバキ(墨彩画) 2014-02-14 06:44:30 | 墨彩画 寺に咲く椿見つけてふと思ふ 早咲きなのか二月とあれば 樋田哲仙 静岡・袋井市の大きな寺を訪ねた。湯山寺ではじめての訪問である。寺名は知らないが、地図を調べていて載っていたので大きな寺と想像した。地域では名のある寺の境内に花の咲くツバキの2本の木で、2月であることから、早咲きであろう。写真は難しいので取らなかった。