哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ひまわりの底力(墨彩画)

2013-07-31 01:06:45 | 墨彩画
うだるほど暑きに似合ふひまわは
花より種子に力こそあれ        樋田哲仙

 ひまわりは花の観賞だけでなく、種が多用性に富む植物とは知らなかった。密集する種子はペットのモンスターや小鳥の飼料となるばかりか、食用油のリノール酸やたんぱく質、カルシウム、ビタミンB1、鉄分と栄誉価も高い。殻をむいて煎り塩をかけるとおつまみにも良いらしい。日本だけで1166万トンの収量があるとしると驚嘆するばかりだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

郡上八幡城から街を(写真)

2013-07-29 06:31:39 | 写真
夜を徹し盆の踊りは名の高き
郡上の街を城に見下ろす        樋田哲仙

 岐阜県郡上八幡は盆踊りで有名である。江戸中期藩主の青山氏が奨励したことにより始まり、今日まで延々と続く。市内の各所のどこかで7月中旬から9月上旬まで開催されるが、特に盆の4日間は徹夜となる。人口43000人より観光客が多くなる。踊りは簡単で飛び入りでもすぐ覚えられて、歓迎されるようだ。

直立不動のひまわり(墨彩画)

2013-07-28 06:14:26 | 墨彩画
先細ることな茎の太くして
空を突くかに咲くはひまわり       樋田哲仙

 ひまわり34万本を栽培する佐用町南光の林崎は夏の酷暑日に来場者で活気づく。花は巨大で直立不動の姿勢をとり、男性的で凛々しい。炎暑の中をものともせず、むしろ力強く歓迎をしているように見える。どのひまわりも直立姿勢して迫力があり、数で圧倒される。休耕田を利用した集落の知恵で20年余年となるそうだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

みなうつむくひまわり(写真)

2013-07-26 06:11:45 | 写真
ひまわりに新しきを知る陽に背き
幾十万本頭を垂るる       樋田哲仙

 直立不動の姿勢で整列するひまわりが彼方まで続くと壮観である。日盛りの暑いなかで、ひまわりは向日葵と書くように、太陽にむかって花を開き、午前と午後では向きを変えると教えられた。ところが、どうしたことかひまわり畑のひまわりはどれも申し合わせたように陽に背きうつむき加減に立っている。まず最初に気になて驚いたが、新しい発見である。

朝から蝉しぐれ(水墨画)

2013-07-25 06:46:09 | 水墨画
公園はけふの暑さを予告する
ごとく朝より蝉しぐれ降る      樋田哲仙

 近くの児童公園は数年前から清楚するボランチ赤都度を続けている。草が伸びると草取りに出えかけるのだから、毎日ではない。伸びたら活動するだけだから、それほど負担とは思わない。しゃがんで草取りしていると、樹上からクマゼミの激しい鳴き声が騒々しく降り注ぐ。今日も暑くなりそうだと思うが、うるさいとは思わない。 にほんブログ村 美術ブログへ

佐用町南光ひまわり祭り(写真)

2013-07-23 06:24:37 | 写真
その道は踏む人多く草もなし
ひまわり畑の巨大な迷路       樋田哲仙

 兵庫・佐用町南光は山あいの休耕田を利用したひまわり畑が出現している。6か所あるひまわり畑の中で最大の林崎は34万本を栽培する。7月13日~28日まで南光ひまわり祭りを開催する。畑の中には巨大迷路が作られているが、人が踏み固めるので草が消えて順路がわかり迷路が迷路でなくなっている。期間中には観客が押し寄せ、駐車料から、テントの物産展まで大きな収入を上げること間違いいない。

ピーマンとしいたけ(墨彩画)

2013-07-22 06:15:34 | 墨彩画
夏バテの防ぎに良しとピーマンを
細く刻んで炒める一品        樋田哲仙

 ピーマンやシシトウを炒める料理が口に合うので毎年栽培する。家庭菜園の夏の定番としている。ナスやキュウリ、トマトも作るが、なんといっても口によく合うので楽しんで作る。少し作るだけで食べきれないほど収穫があり、他家におすそ分けするほどだ。煮たり焼いたりするよりも炒めるのが簡単で立派な一品となる。 にほんブログ村 美術ブログへ

白川村明善寺の庫裏(手前)と本堂(写真)

2013-07-20 06:11:12 | 写真
白川の村一番に近寄りて
しみじみ仰ぐ明善寺の庫裏       樋田哲仙

 白川村荻町に合掌造りは集中している。分散していたもののをいちくした感がある。端から端まで歩いても大した時間はかからない。村内一と表示されている明善寺の庫裏は確かに大きいが、大きいものはほかにたくさんあるので際立っているわけではないが、近寄って軒や棟を仰ぐとさすがに巨大である。寺の庫裏や本堂までが合掌造りである

朝顔に摘芯(墨彩画)

2013-07-19 06:55:55 | 墨彩画
朝顔の育てる術に摘芯の
大切を知るこの年にして       樋田哲仙

 朝顔を育てるのに、摘芯が大切とは知らなかった。子供の時に種まきして肥料と水やりをしていれば育つものと思っていた。それで咲くには咲くので、朝顔はそういう植物と信じていたことになる。芽が出て葉が8枚ほど出たところで摘芯をすると多数の脇芽が出るが、3個を残して脇芽をかくと沢山の花をつけるという。これを知ると来年育ててみたくなるからなんと自分は単細胞である。 にほんブログ村 美術ブログへ

白川郷荻町城跡より合掌集落(写真)

2013-07-17 06:16:16 | 写真
白川の文化は薫る高台に
世界遺産の町見下ろせば      樋田哲仙

 合掌造りの白川郷は地域に根差した古建築の文化が香る。町はずれの城跡の高台から合掌造りの集落をみおろせば、小さく寄り集まった白川村荻町の全体の光景に接することができ圧倒される。写真や雑誌によく見る光景である。なんとしても、一度はその場所にたってこの目で確かめ、カメラにたっぷり収めたいと思っていたのが、ようやく、この連休で念願がかなえられた。