哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

千眼堂吊橋(写真)

2017-09-30 07:10:43 | 写真
通りても近くはならぬ吊橋の
山間にして馬鹿でかきもの        樋田哲仙

 五合庵と朝日山展望台を結ぶ千眼堂吊橋は長さ124㍍、平成3年に完成された。山中に豪華な橋で驚かされる。まず、思うに利用者が少ないのではないだろうか。良寛をよく知る者以外はまず訪ねてこない。一大観光地でもない。よく建てたものだ。


 

クルミに実(水墨画)

2017-09-29 07:15:01 | 水墨画
胡桃餅耳にせしことたびたびも
食することのいまだあらざり       樋田哲仙

 クルミの名前は時々耳にするが、果実は見た記憶がない。ありふれているようで、見ていないことに気付いた。クルミは餅に適しているのだろう。1番よく聞くのはクルミ餅となる。野山に自生すして大木となるらしいが、不思議に見たこともない。

国上寺(写真)

2017-09-27 07:12:54 | 写真
国上寺ここの住職良寛を
何かと厚く見守りゐたり         樋田哲仙

 良寛が長年籠った五合庵の約150㍍上方に国上寺がある。ここの住職が何かにつけて良寛の面倒を見ていたという。1日米五合を支給していた。このことから五合庵と名づけられた。山中であり、生活用水はどこから得ていたのだろうと第一に考えさせられる。

倣北斎漫画1(水墨画)

2017-09-26 07:13:52 | 水墨画
手に入れば思ふ存分楽しみて
しばらく倣ふ北斎漫画         樋田哲仙

 葛飾北斎は江戸後期の浮世絵師で、風景画の「神奈川沖裏波」は世界の巨匠モナリザを描いたレオナルトドダビンチと並ぶほどヨーロッパでは人気が高いことを最近のテレビで知った。世界で高く評価されていたことになる。日本が世界に誇れる天才画家である。 

再び五合庵(写真)

2017-09-24 07:17:50 | 写真
良寛が山に籠りて三十年
夏は藪蚊に冬は降雪        樋田哲仙

 良寛は江戸後期の禅僧。岡山玉島の圓通寺で16年間修業後、諸国を行脚して越後へ帰郷する。国上山の山中に三十年間修業する。五合庵に25年、後乙子神社に5年。漢詩、書、和歌に修練する。人からの信頼は絶大であった。去年に続いて再度訪ねる。

ヒョウタンは古くから(水墨画)

2017-09-23 07:12:43 | 水墨画
瓢箪はアフリカないし熱帯の
アジアの産に日本へ渡る       樋田哲仙

 ヒョウタンは蔓性の植物で栽培には棚が必要となる。小さなヒョウタンはそのままでよいが、大きなヒョウタンは重みでツルが切れたあり垂れ下がるので底を受けなければならない。今年小型のセンナリヒョウタンを栽培した理由もそこにある。日本へ渡ったのは奈良時代と聞く。  

寺泊の鮮魚店

2017-09-21 07:15:15 | 写真
湊には店の連なる寺泊
人の溢れてどこも賑はふ        樋田哲仙

 出雲崎を東へ402号線を走って15㌔、走ると小さな港町寺泊がある。道路沿いに10軒ほどの海産物屋や鮮魚店が立ち並ぶ。広い駐車場が満杯で空きを探すのに一苦労する。小さな港町にこの人出はかなり遠くからも客は来ているに違いない。日本海の道路を走っていると忽然と現れた活況ある光景である。

タカが木に止まるとは(水墨画)

2017-09-20 07:19:06 | 水墨画
大空に羽ばたく鷹はよく見れど
枝に止まるは記憶にもなし        樋田哲仙

 猛禽類の飛翔力は抜群である。黄海を長崎からモンゴルまでひととびをする。12年間「日本野鳥の会」に所属してよく観察に出かけたが、枝に止まっているのを見たのは、ノスリ、オオタカぐらいで他は見た記憶はない。止まる必要もないのだろう。 

居多神社本殿と親鸞象

2017-09-17 21:12:39 | 写真
再びを越後の国の一宮
荒れたる海の音の近しも        樋田哲仙

 親鸞が上陸した居多ケ浜からさほど遠くない地に居多神社がある。越後一宮ながら建造物が少ない。本殿はまだ新しい。境内の空地が目立つ。古い神社と漂わせるの碑が建つことか。親鸞の銅像が建つ。

ヒョウタンの種抜きは一苦労(水墨画)

2017-09-17 07:06:03 | 水墨画
二週間水に漬けたる瓢箪の
種を抜き取り次への作業      樋田哲仙

 ヒョウタン愛好家の知人からいただいたセンナリヒョウタンの種より育てた。収穫後穴をあけて水に2週間漬けた。中を腐らせ種抜きである。仕上げるまでにはまだまだ作業がたくさんある。栓作り、色塗り、飾り紐が待ち受けている。今回穴が小さかったから種抜きで思わぬ苦労している。