哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

今年は不作なイチゴ(墨彩画)

2015-05-31 06:45:59 | 墨彩画
毎年を貸農園に作付けて
例年になく不作の苺      樋田哲仙

 促成栽培を除いて、5月はイチゴの収穫期である。上旬から順調に採れはじめたが、すぐにぱたりととまったしまった。毎年、6,7パックは採れたものが、まだ3パッパク程度である。理由は分からない。栽培している品種が普通のものと異なって秋にも採れる珍しいものだ。こうなったら、秋にかけるしかない。  にほんブログ村 美術ブログへ

毛利藩の墓所・東光寺(写真)

2015-05-29 06:18:36 | 写真
境内の木立の奥に整然と
毛利藩主の歴代の墓       樋田哲仙

 萩市の東部に重厚な堂が建つ東光寺は元禄時代に3代藩主吉就が建立した。総門、三門、大雄宝殿と続き見ごたえがある。三代、五代、七代、九代。一一代と奇数藩主の墓がある。総数500基の墓が整然と並ぶは他所には見かけない。偶数藩主は大照院にある。

ウオーキング後の枇杷(墨彩画)

2015-05-28 06:09:29 | 墨彩画
伊勢路なる熊野古道を無事終へて
枇杷のおいしさ帰路のバス中       樋田哲仙

 伊勢路の熊野古道のツヅラト峠(357)を歩いた。わずか7キロほどだが、平素の運動不足たたって歩行中から筋肉痛が生じて閉口した。運悪く用意した2本のペットボトルをリュックの横の網袋に入れていてどこかで落としてしまった。よほどのどがかわいたのだろう。帰路のバスの中で隣の女性からビワをいただいて、その美味さは格別であった。 にほんブログ村 美術ブログへ

伊藤博文旧居(写真)

2015-05-26 06:14:34 | 写真
茅葺きの質素なれどもその旧居
初代首相の伊藤博文       樋田哲仙

 初代首相伊藤博文の旧居を質素と表現するのは誠に非礼であろう。現在ではほとんど見かけなくなってしまった茅葺き屋根は陋屋ばかりである。連想がそうさせるのである。外見は小さかったが、中にある部屋数は多い。明治初期では豪邸に属したに違いない。この家から日本の偉人が輩出したことをしのびながら、時を過ごした。

梅雨時の花アジサイ(墨彩画)

2015-05-25 06:51:06 | 墨彩画
降る雨に精彩放つ紫陽花を
めでる季節の近づきにけり       樋田哲仙

 紫陽花は雨に濡れると一段と精彩を放って存在感を増す不思議な花である。近畿地方の平年の梅雨入りは6月7日で近くに迫っている。どこかの名所へ写真を目的に出かける計画を立てねばならないが、楽しみである。 にほんブログ村 美術ブログへ

松陰の墓(写真)

2015-05-23 06:50:36 | 写真
ひとところいつも誰かが守るらし
花供えたる松陰の墓       樋田哲仙

 松陰の墓所は誕生地の裏山にあった。実家の杉家の墓群と養子先の吉田家の墓群は同じ個所にある。松陰の墓だけは誰かがいつも花を供えて守っているようだ。他の墓に二は供え物はない。日本の偉人に対する絶大な信望の証しである。観光客も絶え間もなく手を合わせていく。小高い山からは萩の市街地の絶景が一望できる。

風格あるガマガエル(墨彩画)

2015-05-22 06:15:40 | 墨彩画
大きくて動きの鈍き蝦蟇蛙
蛙の中の蛙の風格        樋田哲仙

 子供のころに二三度見たきり、以来目撃したことがない。数が少ないのだろう。家の裏の薄暗い地面に動かない大きな蛙であった。はじめてのことで大きさにびっくりした。不気味で汚くて素手では触れない。声で驚かしてもびくともしない。近くに水辺があるわけでもなくどこから来たのか不思議に思った。あれから70年近く過ぎてしまった。 にほんブログ村 美術ブログへ


世界遺産に持ち上がった松下村塾(写真)

2015-05-20 06:32:57 | 写真
持ち上がる世界遺産に湧きかへる
萩の街には松下村塾        樋田哲仙

 今回の世界遺産の話題は降ってわいたような感がある。明治日本の産業革命8エリア、製鉄、造船、石炭の23件とその数にびっくりする。ユネスコの諮問機関[国際記念物遺産会議](イコモス)がユネスコに勧告した。6月28日から7月8日に世界遺産会議でほぼ登録されることは間違いない。萩市では5件の世界遺産遺産登録に湧きかえのも無理はない。

ゼラニウム(墨彩画)

2015-05-19 06:35:41 | 墨彩画
これまでにどこかで目にはしてるらむ
お手本を見て描くゼラニウム       樋田哲仙

 手本の中にゼラニウムとあった。見た記憶はない。公園や植物園で栽培されているに違いない。今までに目にはしているだろう。本で調べてみると、園芸品種が多く葉は互生で花は5弁、赤、白、桃色がある。鉢物や花壇に似合うとある。しばらく心して歩かねばならない。  にほんブログ村 美術ブログへ

萩八景遊覧船(写真)

2015-05-17 06:35:01 | 写真
連休の受け入れ側も大わらは
萩八景の遊覧船は 樋田哲仙

 萩城跡近くに萩八景遊覧船乗り場はある。大型連休は1日500~700人の乗船者数を見込んで、スタッフらは朝から気合が入る。乗船は40分、1200円、12人乗りと小型の和船である。橋本川の河口との日本海へ少し出る。船上から田中儀一元総理大臣の旧宅も船頭はマイクなしで説明する。わずかな時間ながら萩の絶景が旅の心をいやしてくれる。