公園の丘埋め尽くす水仙は
寒のさなかに香を放ちをり 樋田哲仙
近場で水仙を楽しめるところはないものかと思っていたら、和泉リサイクル環境公園が新聞で水仙の開花を紹介した。2月まで楽しめるとある。45分ほどで到着できる。市が産業廃棄物を丘陵地の谷筋を埋めて完成させた公園である。1年中季節の花が楽しめそうだ。来場者は年35万人という。水仙は驚くほどの面積と占めて咲いてた。
寒のさなかに香を放ちをり 樋田哲仙
近場で水仙を楽しめるところはないものかと思っていたら、和泉リサイクル環境公園が新聞で水仙の開花を紹介した。2月まで楽しめるとある。45分ほどで到着できる。市が産業廃棄物を丘陵地の谷筋を埋めて完成させた公園である。1年中季節の花が楽しめそうだ。来場者は年35万人という。水仙は驚くほどの面積と占めて咲いてた。
目的の寺をナビには打ち込めど
頼れる筈が時に頼れず 樋田哲仙
岡崎市南部の妙源寺は初めて聞く名である。案内所で見かけえたチラシに国宝のある寺とあり、出かけることにした。ナビに番地を入力して近くまで行ったのだが、最後の詰めには苦労した。市街地で樹木のない寺が問題である。三度も周辺を巡ってしまった。国宝は柳堂で、山門は支柱が何本も支えて倒壊を防いでいる。五輪塔は数十基はあろうか珍しい。
頼れる筈が時に頼れず 樋田哲仙
岡崎市南部の妙源寺は初めて聞く名である。案内所で見かけえたチラシに国宝のある寺とあり、出かけることにした。ナビに番地を入力して近くまで行ったのだが、最後の詰めには苦労した。市街地で樹木のない寺が問題である。三度も周辺を巡ってしまった。国宝は柳堂で、山門は支柱が何本も支えて倒壊を防いでいる。五輪塔は数十基はあろうか珍しい。
連休に全国的には名の低く
人もまばらの岡崎の城 樋田哲仙
岡崎城の存在を知ったのは最近のことだ。知名度は全国的にいまひとつである。国道1号線沿いににあり、徳川家康の生地がセールスポイントぐらいか。藩主の本田だの水野だの松平だのぐらいでは名をなさない。家康の名が出ると急に感度が上昇する。地方都市にしては広大で、観光課の職員が常駐していて、武士の衣装(本田忠勝、服部正成、小松姫)で客を迎えて案内する。再建で創建当時の面影はない。
人もまばらの岡崎の城 樋田哲仙
岡崎城の存在を知ったのは最近のことだ。知名度は全国的にいまひとつである。国道1号線沿いににあり、徳川家康の生地がセールスポイントぐらいか。藩主の本田だの水野だの松平だのぐらいでは名をなさない。家康の名が出ると急に感度が上昇する。地方都市にしては広大で、観光課の職員が常駐していて、武士の衣装(本田忠勝、服部正成、小松姫)で客を迎えて案内する。再建で創建当時の面影はない。
滝山の帰途に山門目に入りぬ
徳川ゆかりの巨大なる寺 樋田哲仙
滝山東照宮の帰途、 巨大な山門が目に入った。半端ではない。知らないまま入山すると、手水鉢に徳川の葵の門が刻まれていて、徳川家の菩提寺とある。岡崎市は家康の誕生地である。厚い庇護を受けて巨費が投じられたに違いない。本堂から鐘楼まで威容を整えている。岡崎での旅で強い印象は忘れられない。
徳川ゆかりの巨大なる寺 樋田哲仙
滝山東照宮の帰途、 巨大な山門が目に入った。半端ではない。知らないまま入山すると、手水鉢に徳川の葵の門が刻まれていて、徳川家の菩提寺とある。岡崎市は家康の誕生地である。厚い庇護を受けて巨費が投じられたに違いない。本堂から鐘楼まで威容を整えている。岡崎での旅で強い印象は忘れられない。
紅のふりいでつつ泣く涙には
袂のみこそ色まさりけり 紀貫之
物を染めるには染料をひりだすのだが、私は声を振り絞って泣くので、袂だけは涙の色が、一段と美しくなっている。このことが相手には一向に分かってもらえていない。
袂のみこそ色まさりけり 紀貫之
物を染めるには染料をひりだすのだが、私は声を振り絞って泣くので、袂だけは涙の色が、一段と美しくなっている。このことが相手には一向に分かってもらえていない。
岡崎の伊賀八幡の楼門は
前広々として遠目にぞ映ゆ 樋田哲仙
岡崎市街地に伊賀八幡宮はある。広大な境内地には大木が少ない。格式も風格も備えている。八幡宮は応神天皇量を祀り、武士が戦場に赴くとき、戦勝を祈念する神社であ。楼門は遠くから目に入る。これも珍しい。こんな神社が住んでいる近くにあるならば、日参でもして体と心を清々しくしたいものだ。
前広々として遠目にぞ映ゆ 樋田哲仙
岡崎市街地に伊賀八幡宮はある。広大な境内地には大木が少ない。格式も風格も備えている。八幡宮は応神天皇量を祀り、武士が戦場に赴くとき、戦勝を祈念する神社であ。楼門は遠くから目に入る。これも珍しい。こんな神社が住んでいる近くにあるならば、日参でもして体と心を清々しくしたいものだ。