哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ブドウの種類は豊富(水墨画)

2014-09-30 06:33:36 | 水墨画
店頭に並ぶ葡萄の大粒は
皮剥く手間の吾にあはざり     樋田哲仙

 スーパーの店頭にブドウが多く並ぶようになった。秋の味覚の代表格である。個人的なことだが大粒は苦手で皮をむくのが煩わしい。くちゃくちゃするのが厭である。ミカンでもそうだが性に合わない。マスカット、ピオーネよりもデラウエアの方が好きである。 にほんブログ村 美術ブログへ

黒船来航の浦賀沖(写真)

2014-09-28 06:04:50 | 写真
開国を求めて来たる黒船の
ここぞ史跡と沖見はるかす       樋田哲仙

 江戸時代の鎖国政策に風穴を開けるべくペリー提督の率いた黒船4艘が三浦半島横須賀浦賀に来航したのは嘉永6年(18533)のことである。この時幕府は大統領の親書に驚天動地の激震に見舞われ、翌年日米和親条約を締結している、160年余を経過したが、まさしく日本の夜明けとなった出来事である。。

栗の季節が来て(水墨画)

2014-09-27 06:05:45 | 水墨画
栗の値を見て買ひ控えするわが心
年金暮らしのどこか侘しき        樋田哲仙

 近くの道の駅へ農産物狙いで覗いた。スーパーより気持ち安価なものが多いからだ。時間がある時、ときどきでかける。出品者が自分で値をつけて並べる方式で競争意識があるからだろう。今回は台上に袋入りの栗の実が目に留まった。値を見ただけで元の位置へ返した。高い安いは分からないが、なんとなく年金暮らしの侘しさが頭をよぎった。  にほんブログ村 美術ブログへ

城ケ島の荒磯(写真)

2014-09-25 06:37:31 | 写真
釣り人の心を強く引き寄せる
荒磯(ありそ)の多し城がケ島とは       樋田哲仙

 三浦半島最南端に小さな島がある。北原白秋の[城ケ島の雨]で知られる、その島である。1960年に大橋が完成し、渡島は簡単になった。東西1・8㌔、南北0・6㌔、人口600人が済む。島の周辺にはやたらに荒磯があり、横浜ナンバーの車の釣り人が目に留まる。磯釣りの格好の島のようだ、

晩秋はイワシ釣り(水墨画)

2014-09-24 06:51:48 | 水墨画
好天の港はずらり釣り人ら
鰯を狙ふ秋深まると       樋田哲仙

 秋が深まると、確か10月下旬頃と思うが、徒歩10分の漁港ではイワシ釣りの釣り人が岸壁にぎっしりと並ぶように釣り糸を垂らす。停泊中の漁船の隙間まで垂らす。釣果は潮の満ち干きで決まるようで恒のことではない。よく上がる時は一度に何匹も釣れて見ているだけでも楽しい。大きさは煮干しぐらいである。 にほんブログ村 美術ブログへ

だんじりの屋根には大工方(写真)

2014-09-22 06:57:49 | 写真
だんじりの屋根にて舞へる大工方
団扇の指示で曳き手は動く       樋田哲仙

 岸和田市の秋祭りに市民の思い入れは凄まじい。他府県へ移住している人や子供たちは盆正月の帰省よりも祭りに帰った方が楽しい。ご馳走を担当する主婦連中も大変で知人や子供たちに振る舞い。曳行にはだんじりの屋根で軽やかに舞う大工が持つ団扇は音楽の指揮者のタクトに似て指示が出ているとか。

奇妙な風貌のテングダイ(水墨画)

2014-09-21 06:42:03 | 水墨画
誰しもが見れば魚と分かるけど
天狗鯛とは初耳ならむ       樋田哲仙

 魚の種類は膨大でおそらく把握できないだろう。熱帯、温帯、寒帯の海洋に分布しいて空恐ろしい。先生の絵の手本に見たこともない魚を見て、描く気になった。テングダイという。太平洋、大西洋の岩礁の深めに生息。体長は50㌢扁平な体つきをして、口が突出する。天狗なら鼻が突出するのだが、口であっても天狗とは少しおかしい。 にほんブログ村 美術ブログへ

岸和田祭りだんじり曳行(写真)

2014-09-19 06:26:01 | 写真
だんじりは泉州地区の秋祭り
げにひと色に染まる岸和田       樋田哲仙

 だんじりは泉州地区に登場する山車のことである。中でも、岸和田市は毎年敬老の日前後に2日間34台のだんじりが街中に繰り出す。何か月も前から老若男女が祭りムードに浸る。1台に何百人もの引手が100㍍を越す先綱にとまり走りながら練る。勇壮で危険も伴う。テレビニュースで全国放送される。

こおろぎを聞く林(水墨画)

2014-09-18 06:11:33 | 水墨画
日盛りの林の中の草陰に
今年初めて蟋蟀の声      樋田哲仙

 1週間ほど前のまだ暑い昼下がり、草むらでエンマコオロギの鳴く声を聞いた。例年よりずいぶん遅い初耳である。毎年、家庭菜園の作業中に聞くのだがそれがなかった。いつも8月下中頃である。エンマコオロギの鳴き声はコオロギの中では格別多き、華麗で虫の中では王様の感がある。 にほんブログ村 美術ブログへ

鶴岡八幡宮の大イチョウの若木(写真)

2014-09-16 06:28:28 | 写真
すくすくと育つ若木に手を合はせ
千代を生き抜けシンボルとして      樋田哲仙

 鶴岡八幡宮の楼門へ向かう長い階段左側に国指定の天然記念物大イチョウがあった。4年前の20010年3月強風で倒壊した。推定樹齢800年以上という。鎌倉市民の落胆は大きかったが奇跡の後継ぎとなる若木が生育している。現在1・5㍍ほどになっている。囲い込みご神木扱いで大切にされている。また、大木の根元には数十本のひこばえが出ている。立派に成長してほしく手を合わせて祈る。
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