哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

頭の疲れには散歩(水墨画)

2017-12-13 07:11:51 | 水墨画
貯りくる脳の疲れに散歩する
池の畔に寒き風吹く       樋田哲仙

 ブログを始めて12年が経つ。スタート時は2ヶ月は続くが、それ以上は自信がなかった。それが12年であるから本人が驚嘆する。1日中頭の中はブログのこと占有する。才能のない人間は継続するこたは苦労することになる。元気なうちは続ける決意もなんだ心もとなくなってきた。

冬枯れの高原(水墨画)

2017-12-10 07:16:02 | 水墨画
冬枯れの野に放牧も見られざり
辛くも長き季節に向かふ       樋田哲仙

 この時期朝の気温が4度と1月中旬の寒さという。風が強く吹くと震え上がる思いだ。公園の草も10月下中に刈り込んだまま、伸びてこず、枯葉ばかりの掃除となっている。岡山・蒜山高原牧場の赤牛も牛舎からは解放されることもなかろう。長いトンネルにはいったようなものである。

日暮れの早い冬(水墨画)

2017-12-07 07:11:48 | 水墨画
日の暮れの早きは冬至十日前
父の言葉は今も忘れじ      樋田哲仙

 今頃の時季は陽が最も早く沈み、当時ではない。冬至十日前が最も早いと父が教えてくれた。今年の冬至は12月22日である。現在の日没は大阪では4時47分であと1分ほど早くなりそれを境に遅くなっていく。小春日和でも風景を楽しむ気候ではない。

珍しくなった茅葺き屋根(水墨画)

2017-12-04 07:14:40 | 水墨画
茅葺きは今となりては珍しく
車を停めてカメラを向ける       樋田哲仙

 茅葺き屋根の家は70年前の子供の頃には集落の半数はあった。茅がないため小麦の柄を何年も屋根裏に蓄えてから葺きかえる。数人の職人が来て数日かける。一代で最低でも1回は葺き替えが必要となる。そんな家も瓦やトタン屋根に変わってしまった。茅葺き屋根の家を見かるのは本当にまれなことである。

倣葛飾北斎10・問題は円満に解決を(水墨画)

2017-12-01 07:14:55 | 水墨画
角界に起し激震いかなるか
予想通りに進みゐるかな       樋田哲仙

 ここ連日連夜相撲の暴力事件が報じられている。貴乃花親方は先月29日に鳥取県警に届けて肝心の相撲協会に連絡をせず、4日後の2日に県警から連絡を受けて協会は事件を初めて知ったという。当人たちはこれほど問題が大きくなるとは思わなかっただろう。貴乃花親方の協会を無視した行為は理解できない。各界から集中砲火を浴びても仕方がない。横綱審議委員会の裁定の出る前に日馬富士は引退表明をした。詳細が徐々にわかると引退は気の毒でもある。


落ち葉の清掃に忙しい季節(水墨画)

2017-11-28 07:11:14 | 水墨画
柿もみぢ桜もみぢの色増して
つぎつぎ落ちる霜月下旬        樋田哲仙

 近くの公園の柿や桜の木の葉が紅葉の色を増して半分は落ちた。もみじとは色は違うが秋の季節である。11月下旬は強い風が吹くたびに葉を落とす。掃いても掃いても汚れてしまう。1ケ月は忙格闘で忙しい。天気の良い日を選んでボランテイアで頑張っている。

倣葛飾北斎9稀勢の里心配(水墨画)

2017-11-25 07:16:14 | 水墨画
稀勢の里四場所休場またもかと
不安のよきる引退表明      樋田哲仙

 横棚稀勢の里が4勝5敗で10日から途中休場。先場所全休して今場所にかけて出場していたが、左足首と腰痛で全治1か月の診断書が出た。鶴竜の二の舞となってしまった。5場所連続休場となれば進退問題が出てきて無事にはすまないだろう。心配だ。

落ち葉の季節(水墨画)

2017-11-22 07:15:29 | 水墨画
この季節蕾の先に朱の差せり
庭の山茶花霜月下旬      樋田哲仙

 公園のモミジやケヤキの葉が掃いても掃いても落ちてくる。どこの森でも公園でも同じことが起きているはずである。悪いことばかりではない。庭のサザンカの蕾を確認すると先がほんのりと朱色が差している。まだ、固くて咲くには少し先になるが、もう、そんな季節になっているのだ。

タカの仕業(水墨画)

2017-11-19 07:18:46 | 水墨画
公園に土鳩の羽根の散らかれり
タカの仕業に間違いのなし     樋田哲仙

 いつも散歩や掃除をする近くの公園にドバトの羽が1羽分散らかっていた。胸毛、尾羽、風切と量が多い。この公園では初めて見る光景である。オオタカやハイタカの仕業に違いない。鳥を捕食する猛禽類で、この地では年に1,2度見かける程度の数少ない鳥である。画はオオタカ。

倣葛飾北斎8角界に暴力沙汰の激震(水墨画)

2017-11-16 07:17:01 | 水墨画
角界に暴力沙汰の激震が
上がる人気にまたも水差す       樋田哲仙

 横綱日馬富士が貴ノ岩を酒席で暴力をふるったと報じられた。ビール瓶で頭を何回も殴った。また暴力事件かと思ったが、詳細が分かるにつれ貴ノ岩の日頃の先輩に対する態度やスマホのマナーが問題で激高したことが伝えられた。協会が真相を知るのも遅すぎた。軽視していたのだろう。警察からの連絡で事のおおきさに驚いている。場所後というが、厳正な対処をもっと早く出してファンが納得するようにしてもらいた。

倣葛飾北斎7相撲(水墨画)

2017-11-13 07:11:27 | 水墨画
鶴竜のまた休場の記事読みて
声援よりも呆れるばかり      樋田哲仙

 大相撲九州場所画12日から始まった。その直前に横綱鶴竜が怪我の回復が思わしくなく4場所連続で休むことになる。日本力士での稀勢の里も3場所連続で休場しているので、二の舞にならないよう今場所は奮闘してほしい。が、初日で黒星となった。また休場しなければよいが、心配だ。

夏野菜のナス(水墨画)

2017-11-10 07:17:50 | 水墨画
九月中畠の茄子は終わりゐて
今となっては買ひ求めたり        樋田哲仙

 ナスは夏野菜の代表格で、小さな畠だが、毎年栽培している。今年は出来が悪くいくらも収穫はなかった。7月をピークに何とか9月中旬までは持ちこたえたが、そこで終わった。そのあと地には秋野菜につながった。端境期に知人からたくさんのナスをもらってしのげたが、それも尽きて買うことになった。

相撲の決まり手・倣葛飾北斎6(水墨画)

2017-11-07 07:16:45 | 水墨画
テレビ見て勝負のたびに口にする
決まり手多く難しきかな      樋田哲仙

 相撲のテレビ放送を見ていて、勝敗がつくたびに決まり手を口にする。代表格の上手投げ、下手投げ、すくい投げ、寄り切り、突き出し、押し出しなどはよく分かる。ときには引落と肩すかし、突き出しと押し出しの判然としないときがある。どんな時でもアナウンサーは対応ができているから大したものだ。

今年納めの九州場所、倣葛飾北斎4(水墨画)

2017-11-04 07:07:49 | 水墨画
巡りつつ歳過ぎ行くはいと早し
今年納めの九州場所が       樋田哲仙

 1年納めの九州場所が12日から始まる。先の秋場所は大鵬、鶴竜、稀勢の里の3横綱が休場するという出来事にファンは落胆したはずである。盛り上がりを欠くかと思いきや、意外にも阿武咲、貴景勝が大活躍してくれて、けっこう盛り上がった。小結と幕内筆頭に昇進している。心配することもなかった。

木枯らし1号吹けば(水墨画)

2017-11-01 07:11:56 | 水墨画
十月の下旬に入ればかならずや
木枯し吹きて冬支度する        樋田哲仙

 今年の木枯らし1号は近畿、関東で10月30日であった。近畿では昨年より1日遅いという。順次冬へと突き進む現れである。表へ出ると身震いするほど風が強く、冷たいのでひょっとしてこれが木枯らし1号ではないかと予想はついた。慌てて暖房器具やストーブの準備を済ませて冬支度である。のれんも取り替えた。