哲仙の水墨画

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正月の 一茶(書)

2009-01-14 07:22:22 | 
正月の子供と成りて見たきかな      小林一茶

 現代でも正月は心機一転して全てが新しく出発する年の節目である。大人も子供どこか心に気合がみなぎり、安らぎも生まれる。一茶の生きた江戸中期は生きること自体が厳しい時代である。信州での生い立ちは尋常ではなく、江戸へ出ている。そんな一茶は大人になっても無邪気な子供の心は羨ましかったのだろう。このことは誰にでもある。