哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

鳳来寺山登山道入り口(写真)

2014-06-30 06:27:57 | 写真
この雨で登るは無理と迂回路を
教えられたる鳳来寺の山       樋田哲仙

 奥三河新城市の中心部から山深いところに鳳来寺山はあった。どうやら登山道につながりそうな岐路の食堂で確認のため入ると。老女が出てきてこの雨で登のは危険すぎるからと迂回路を教えてくれた。1425段を登る気概を持っていたが忠告に従った。しかし、ここまで来たのだから登り口だけでも見ようと奥まで進んだ。目の前にして残念であったが教えは尊いとあきらめた。

昔は蚊遣り(水墨画)

2014-06-29 06:04:45 | 水墨画
夏くれば子供の頃の思い出に
蚊遣りを焚くは瀬戸物の豚        樋田哲仙

 子供のころと比較すると現在は蚊がほとんどいない。5月中十から飛び始め団扇が重宝する。盛夏の夕涼みには欠かせない。寝るときには蚊帳を吊る必要がある。蚊取り線香もひと夏出番となる。焚くときには瀬戸物の豚も毎晩お出ましとなる。蚤にも悩まされた。子供のころの思い出ばかりだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

新城市・鳳来寺本堂(写真)

2014-06-27 06:08:49 | 写真
名の高き仏法僧と鳴く山に
登りて堂に心経唱ふ      樋田哲仙

 念願の鳳来寺を訪ねた。奥三河新城市の古寺である。鳳来寺山(695)はそれほど高くはないが、急峻が山深さを感させる。この山の名の高きは初夏の闇夜に鳴く仏法僧である。キツツキの仲間のコノハズクが甲高い声が響くと神秘である。訪ねたときは雨で山からの眺望は不良であった。

夏野菜の収穫(墨彩画)

2014-06-26 06:10:26 | 墨彩画
植付けを早めて期待膨らめど
なぜか今年は胡瓜の不作       樋田哲仙

 毎年夏野菜は5月の大型連休に畑を耕し苗を植える。だが、今年はこの作業を4月中旬に済ませた。例年より一足早い夏野菜が食卓に上ることを期待したのだが、キュウリは2本が採れたにすぎない。つるの成長が止まってしまって花芽もない。今年は失敗である。植え付けの石灰をまかなかったのが原因だろうかと反省はしている。その他のナス、ピーマン、シシトウ、トマトは順調である。 にほんブログ村 美術ブログへ

箱根の関所敷地内(写真)

2014-06-24 06:10:07 | 写真
近づけば気の引き締まる思ひして
旅人は行く箱根の関所      樋田哲仙

 江戸時代の五街道(東海道、中山道、甲州、日光、奥州)には関所が設置された。通行人は関所を通る時の気持ちは決して快いものではなかったはず。現在の警察官とは違い、高圧的な態度、乱暴で命令的な言葉は威圧的であった。無事関所を早く通過するためにはひたすら隠忍自重するのが賢明である。気が締まるのは当然である。

ビワ熟れて(墨彩画)

2014-06-23 06:05:09 | 墨彩画
枇杷熟れて鳥くるたびにぼとぼとと
落ちる道路に車が通る      樋田哲仙

 保育所の園内に大木のビワの木が1本ある。塀を越えてうれた実が落ちる。特にムクドリが群れで飛んできてついばむと落ちる。そこは一方通行の道路で車が時々通り、踏み潰して汚す。無残な汚れは保育所の先生方が朝の掃除できれいになるのだが、夕方にはひどい。しばらくは続きそうだ。  にほんブログ村 美術ブログへ

箱根関所人見女の取り調べ(写真)

2014-06-21 06:11:37 | 写真
関所では入り鉄砲に出女に
念を入れたる取調べかな        樋田哲仙

 江戸時代の東海道での関所で有名なのは箱根、新居の両関所である。その他に脇関所が27け所あったという。入り鉄砲と出女の言葉があり、江戸へ向かう鉄砲所持、江戸から地方へ向かう密書を所持した女が念を入れて取り調べ楽よかった。箱根では{人見女」、新居では[改女]と呼称が異なるが業務は同じで、老女役人がその任に当たった。通行人から嫌われたらしい。

タイサンボクの香り(水墨画)

2014-06-20 06:09:20 | 水墨画
強き香の漂ふ道に足止めて
見上ぐる空に泰山木が      樋田哲仙

 堺市大仙公園の中の道を日本庭園へ歩いていると、どこからともなく素晴らしい香りが漂ってきた。足を止めるとタイサンボクが10本ほど植栽されている。梢に大きな白い花を咲かせている。もくれん科の倒木で梅雨時に花を開く。高すぎて観賞にはもう一つだが、庭園でよく見かける。  にほんブログ村 美術ブログへ

箱根の関所江戸口御門(写真)

2014-06-18 06:09:44 | 写真
荒げたる声の響きは役人の
武威を張りけむ箱根の関所        樋田哲仙

 関所の中で名高いものは逢坂の関、安宅関、箱根の関所であろう。だが時代が異なりる。箱根は江戸時代に、芦ノ湖畔の峻険な山中に設置されてる。敷地は大きくはない。小田原藩の役人で関所担当である。総勢22~23人程度交代で勤務した。時間があって足止めを食う旅人は近くの旅籠で宿泊するほかなかった。

ハナショウブは見頃?(墨彩画)

2014-06-17 06:10:50 | 墨彩画
花菖蒲の季節とあれば今一度
今は盛りか電話を入れる       樋田哲仙

 草花の最盛期をカメラに収めるのはなかなか難しい。そんなときには電話番号を調べて確認するのが最善である。無駄の省略である。今回は和泉の国一宮の大鳥大社のハナショウブである。50種類1万本とあるから期待は大きく、タイミングの問題だけである。電話を入れたが出てくれない。日を新手めるしかない。カキツバタとよく似ているが、スケッチしているので間違いはない。 にほんブログ村 美術ブログへ