哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

運動会の騎馬戦(写真)

2011-09-30 06:05:54 | 写真
その度に声援送り手に汗の
運動会の対抗戦は       樋田哲仙

 いくつになっても、子供たちの運動会を観覧することは楽しい。9月25日(日)絶好の快晴に万国旗がはためき、運動会は熱戦が繰り広げられて時間の経つのも忘れる。子どもや孫が出場しているときの家族の声援は熱狂的で直ぐに分かる。子どもたちの遊技も家族の声援も、どちらも見ているだけで楽しく、運動会は1日中歓声に満ちた。

秋分の頃の山野(水墨画)

2011-09-29 05:36:19 | 水墨画
狂ひなく季節を読みて赤々と
野辺に装ふ彼岸花かな       樋田哲仙

 今年も秋分は過ぎたが、この時期、野に赤々と彼岸花が咲く。季節が来ると正確に気温を読み取り、茎を伸ばして一気に花を開く。植物の芽吹き、開花は間違いなく季節に合わせて営み続ける自然の摂理。いくらずれても、せいぜい1週間ぐらいで、大きく狂わない正確さに感動する。どんなに小さな植物でも何がそうさせるのだろうこの営みは。 にほんブログ村 美術ブログへ

器の中に悠然と金魚(写真)

2011-09-27 06:03:44 | 写真
人間の支配の枠を越えられぬ
金魚の生きる器の宇宙       樋田哲仙

 郡山金魚資料館は無料で気楽に入場できる。珍しい金魚が狭いガラスの水槽でゆったりとしたり、止まっていたりしている。人間のエゴの支配の枠からは逃れられない悲しい運命を背負って生きている。だが、金魚は悠然とも泰然とも見える動きをしてい。一方で外界の河川に放り出されたら弱肉強食の危険に晒され、器の中の方が安全かもしれない。

花瓶にアケビ(墨彩画)

2011-09-26 06:03:47 | 墨彩画
探しても探せるものにあらずして
木通いづこに自生するやら       樋田哲仙

 野生のアケビは一度だけ見たことがある。山歩きの途中で10㌢ほどの紫色の楕円形をした果実だった。仲間がアケビだと教えてくれた。名前も実物の存在すら知らなかった。彼は鹿児島出身で子供のころによく食べたという。勧められてたべてみると少し甘さが口に残った。50年も前の記憶である。以後山歩きはするが見たことがない。 にほんブログ村 美術ブログへ

泳ぐ図書館・郡山金魚資料館(写真9

2011-09-24 05:32:18 | 写真
水槽は狭きながらもゆったりと
泳ぐ金魚の値段が三万      樋田哲仙

 江戸中期、時の藩主が下級武士の副業として奨励したのが始まりでで歴史は古い。年間8000万尾を生産し、全国のシェアは60割を占める。産地だけに泳ぐ図書館・郡山金魚資料館が養魚池に囲まれた中にある。珍しい金魚がカラスの水槽に多数陳列され、金魚の資料も豊富にある。ある水槽には1尾3万との値札。ガラスケースの珍種は値がつけられないだろう。

台風去って気になる畑(水墨画)

2011-09-23 05:48:34 | 水墨画
台風の去るを待ちつつ種蒔きし
畑は無事かと見守りに出る      樋田哲仙

 台風12号と15号が立て続けに列島を襲った。12号で紀伊半島は大きな水害に見舞われて、15号で心配されたがさほどでもなかった。今度は岐阜、愛知が中でも名古屋市が庄内川の氾濫で浸水。東北では先の震災被災地の福島、宮城、岩手と集中豪雨で被災。仮設住宅が浸水し追い打ちをかけた。今年は自然災害の当たり年ともいえそうだ。 にほんブログ村 美術ブログへ

大和郡山・金魚の養魚池(写真)

2011-09-21 05:37:07 | 写真
養魚池の濁りて底は見えねども
赤き背見せて時に浮きくる       樋田哲仙

 大和郡山は愛知・弥富と並んで金魚の一大生産地である。市内には金魚の看板がよく目立つ。今年で第17回全国金魚すくい選手権大会が、8月21日(日)に開かれた。小中生と一般の個人戦、3人1チームの団体戦に分かれ、3分間の戦いで優勝は小中生が73匹(参加361人)、一般は87匹(573人)、団体戦は173匹(289団体)で勝利を収めた。

また台風による大雨が心配(水墨画)

2011-09-20 05:48:25 | 水墨画
洋上に一回りして15号
その後の動き気になる雨量       樋田哲仙

 ゆっくりとした先の台風12号で紀伊半島に大きな災害をもたらし、和歌山、奈良、三重の3県で死者行方不明90人を出し、土砂崩れによるせき止め湖も雨量しだいで決壊の恐れもあり、心配されている。そこへ15号が奄美大島付近で3っ日かけて一回転する迷走ぶり。やっと北上しだした。あす、あさってにかけて太平洋側に前線が南下し、降雨量が心配だ。 にほんブログ村 美術ブログへ

大和郡山城跡に天守があれば(写真)

2011-09-18 05:56:51 | 写真
足止めて空濠ながらいにしへの
栄華の過ぎる天守あらばと       樋田哲仙

 大和郡山城跡を訪ねた時期が9月で悪かった。夏草が石垣を覆い、高さの美しさが消えてしまっている。季節がよければもっと素晴らしい写真が撮れたはずだ。時期を選んで城全体が清掃されて装いを新たにしたときか、城を囲む濠端に植えられた桜が満開の頃がよい。来期は計算した行動を考えなければならない。これも勉強である。

雨台風に怖い河川(水墨画)

2011-09-17 05:37:16 | 水墨画
日本のはるかにあれど台風の
注意の予報紀伊半島は        樋田哲仙

 台風12号による豪雨で大水害を出した紀伊半島は、次の15号の影響でせき止め湖の決壊や河川の氾濫の恐れがあり、住民に非難勧告を発令した。きょうから東海以西の太平洋側に大量の雨が予想され、土石流の危険区域に住民の立ち入り禁止柵を設けた。台風は東大東島から沖縄へゆっくりと進行中で12号に似た雨台風。今後の警戒が一層必要となる。 にほんブログ村 美術ブログへ