哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

ソフトクリームを食べる外国人女二人(写真)

2013-08-31 06:27:13 | 写真
クリームを食べつつ傍へ外国の
女が二人肌もあらわに      樋田哲仙

 鳥取砂丘土産店の日陰で眠気覚ましにコーヒーを飲んでいると、目の前に若くもない外国人のグラマー二人が、ソフトクリームを食べながら座った。肌をあらわにして日本人では絶対にしない格好である。楽しそうに会話をしているが英語は駄目だ。カメラを向けたが気づかない。。観光客とも思えない。履物もつっかけである。コーヒーでなく女で眠気もどこかへ飛んで行った。

フヨウの花の季節(墨彩画)

2013-08-30 06:56:02 | 墨彩画
この道のほかになきかと芙蓉には
一日花の悲しき定め       樋田哲仙

 夏も終わり、9月に入るとあちらこちrでフヨウの花を見かける。大きく開き人の目に留まる。一日花で午後にはすぼみ始め、遅くにはすっかり終わっている、はかない命である。誕生の進化の段階で一日の道選どうして選んだのか、同情したくなる。仮に、数日開花しているなら、華々しく華麗な花木であったろうに。 にほんブログ村 美術ブログへ

鳥取砂丘(写真)

2013-08-28 06:13:44 | 写真
鳥取の砂丘を長く見つむれば
次第に心広ごりてゆく       樋田哲仙

 鳥取市の北東部にある大砂丘は山陰海岸国立公園に入り、南北2・4㌔、東西16㌔と広大な面積で三大砂丘の一つである。千代川の流下により10万年前に形成されたとある。今回気づいたことは砂粒が極小で歩いても足を取られない。踏む音も弱い。何度も訪ねているが、日曜でありながら人影は少なかった。観光のラクダも馬も見られなかった。

待望の雨(水墨画)

2013-08-27 06:39:03 | 水墨画
たっぷりと降りたる雨の朝方は
一枚羽織る秋の訪れ        樋田哲仙

 待望の雨となった。24~26日の降ったりやんだりながら。たっぷりと降った。農家も作物に被害が出て市場で値上がりまでした。家庭菜園の作物にも朝夕2回水を運んだ。日課となると厳しい。この雨で休息日となった。今年は猛暑日が17日連続となって、熱中症の言葉もよく聞かれた。これも徐々に解消するだろう。 にほんブログ村 美術ブログへ

白兎神社参道(写真)

2013-08-25 06:17:30 | 写真
初にして神話の神に名の高き
白兎神社の参道進む        樋田哲仙

 白兎海岸の9号線沿いに白兎神社がある。名高い神社であるが、今回初めて訪ねた。祭神は保食神(女神)と白兎であり、古事記に登場する神で、調べると複雑で難しい。鮫に毛をむしられた兎の皮膚を治したことから皮膚病の神とある。うさぎが体を洗ったという洗身池もあり、年中水位は不動という。

赤とんぼが群れ始めて(水墨画)

2013-08-24 06:06:22 | 水墨画
アキアカネ群れて飛びゐる公園の
秋まだ先の残暑の空を       樋田哲仙

 先のブログでツクツクボウシの声を聞いて秋の忍び寄る季節を載せた。日をおかずに今度はアキアカネ(アカトンボ)の群れて飛んでいるのを公園で見かけた。このトンボはどこかへ飛んでいくのではなく、ある場所で遊んでいるようにどこへも行かない。単独でもない。必ず群れて飛ぶ。秋を代表するトンボが飛び始めたのはやはり秋が近くへきているのだろう。 にほんブログ村 美術ブログへ

夕やみ迫る白兎海岸(写真)

2013-08-22 06:19:12 | 写真
日盛りの浴客消えて因幡なる
神話の海は夕やみ迫る      樋田哲仙

 白兎海岸の砂浜が狭くなったような気がする。以前バスに揺られて9号線を通過した時の印象からの比較である。今回浜に降り立って眺めてみると、意外に狭い。日中なら海水浴客があふれた浜も夕やみ迫る時刻では閑散としている。白兎海岸の神話は日本最古の歴史書「古事記」にある記述からのもので1300年前にさかのぼる。事実とは無理があっても神話と思えはロマンがあって楽しい。

盆過ぎてツクツクボウシ(水墨画)

2013-08-21 06:11:04 | 水墨画
見えねども秋は静かに忍びゐる
今年初めて聞く法師蝉       樋田哲仙

 鳥取砂丘にほど近いところにあり、多鯰ケ池のほとりに弁財天が祀られている。小さな神社で松の樹林が目立ち、人影はなく、日陰の中は涼しい風が吹き抜ける。盆の過ぎたばかりの暑い日にツクツクボウシの声を聞いた。9月に鳴く蝉である。秋の到来を告げるファンファーレのようであった。秋は間違いなく静かに忍び寄っている。 にほんブログ村 美術ブログへ

大国主命としろうさぎ(写真)

2013-08-19 06:18:26 | 写真
右の手を頼る兎に差し伸べる
大国主の命(みこと)の心      樋田哲仙

 白兎海岸の9号線沿いに白兎神社がある。その鳥居右前方に大国主命と白うさぎの石像が建つ。命の像は人間より大きい。道より少しそれているので、見つけにくいかもしれない。鳥取、島根は神話の国である。うさぎが鮫をだまして渡った島はわからないが、浜より少し離れた沖に岩島が浮かぶのであれかなと想像するだけでも楽しい。

アサガオの花言葉は)墨彩画)

2013-08-18 06:23:43 | 墨彩画
朝顔を調べる本に花言葉
「はかない恋」とありて頷く        樋田哲仙

 花言葉は明治初期に西欧から入ってきたとある。したがって西欧花につけられたものだが、日本古来の植物は欠けることから、後で補足して充実させている。草や樹木にも花言葉は拡大されている。これらの植物は1年366日にも誕生花として割り当てられ、アサガオは8月1日の誕生花となっている。花言葉は一つだけではなく、アサガオには愛情の絆、はかない恋と複数ある。 にほんブログ村 美術ブログへ