哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

兵庫・宍粟市延命水(写真)

2012-12-31 06:56:22 | 写真
名水にあまたの容器積み込んで
水くむことを旅に楽しむ        樋田哲仙

 旅の目的地兵庫、宍粟市をネットで調べていると、名水が多数あることがわかって、容器を何本も用意して出かけた。観光マップにも紹介されている延命水は国道29号線を少し山間部に入ったところにあった。汲みに来る人が絶え間がない。試飲すると冷たく癖がない。3個の蛇口から出しっぱなしで水量は豊富である。起床時とコーヒーに利用しているのでその都度旅を思い出して味わっている。

寒くて朝の散歩は自重(水墨画)

2012-12-30 06:59:55 | 水墨画
ノロなれどノロウイルスは裏腹に
感染力ののろくはあらじ        樋田哲仙

 この冬はノロウイルスが流行しているようだ。宮崎・日南・東病院で集団感染が発生し、6人の高齢者が死亡した。他の施設での発生ならまだしも、病院での発生では言語道断である。感染力は強くて速い。ノロと名のつくことからのろい連想をするが、どうしてどうして油断はできない。この感染性胃腸炎は冬場に多い。続くように東大阪でも2人が死亡している。インフルエンザも流行期に入ったという。ここ体調不良で日課の朝の散歩は自重している。 にほんブログ村 美術ブログへ

應聖寺・涅槃像(写真)

2012-12-28 06:11:45 | 写真
底冷えし寺を訪ねばあまりにも
土に涅槃はいと寒々し       樋田哲仙

 寺のスイレンの池にかかる橋を渡って左側に、関西花の寺二十五か所結成を記念して住職が手掛けた涅槃の庭がある。仏頭と仏足を石で掘り、胴体部分はサツキで布団代わりに覆っている。像には台座がなく土の上に直接横たわっているので、この真冬には寒さで痛々しい。思わず寒気で憐れみさえ感じる。、制作の段階でどうにかならなかったのだろうか。

寒波の襲う田畑(水墨画)

2012-12-27 06:49:38 | 水墨画
クリスマス寒波襲ひて居座るか
あすの気温の気になる予報        樋田哲仙

 日中の最低気温が6、7度となると、さすがに寒い。寒風が強いと体感気温はさらに寒く感じる。日課の散歩は、つい、控えたくなる。雪が降って冷え込み地面が凍結すると、農作物を荒らす害虫が死滅し、豊作が期待できる話を聞いたことがある。あながち寒波は悪いことばかりではない。さらに、今年の正月は全国各地のスキー場は笑顔が絶えないだろう。 にほんブログ村 美術ブログへ

古今集第三百四十七番かくしつつ(書)

2012-12-26 06:08:19 | 
かくしつつとにもかくにいもながらへて
君が八千代にあふよしもがな        光孝天皇

 今夜はかようなめでたい宴を張って楽しんでいるが、私はどうかして、今後を生きながらえ、そなたの限りない長寿に巡り合いたいものだ。この歌は光孝天皇が僧正遍照の70歳の賀の宴の御製。

関西花の寺・應聖寺(写真)

2012-12-25 06:14:17 | 写真
應聖寺一度訪ねてゐるもの
記憶にはなく初めてのごと        樋田哲仙

 兵庫県・福崎町にある関西花の寺25か所の一つで、かってバスツアで訪ねているが到着してみると全く新しい寺に来たような気持がした。庭にサラの花が咲く時期であったので、今の冬とは違がう。それにしても記憶から抜け落ちていたことになる。境内は掃除が行き届いて大きな盆栽のいく鉢も置かれていた。肝心のサラの木が見当たらない。木札でもつけて表示しておけばありがたいのだが。サラは日本ではナツツバキというから落葉樹ではないはずだが。

朝の散歩を取りやめて(水墨画)

2012-12-24 06:57:37 | 水墨画
腹痛と吐き気に散歩取りやめて
こたつの中に休養をする         樋田哲仙

 忘年会の2日続けで腹痛と吐き気で悩まされた。いつもの散歩は中止して、こたつの中に潜り込んでテレビで高校駅伝を堪能した。午前中は女子、午後は男子と都大路の駅伝である。男女とも愛知豊川高が際立った。冬のシーズンは駅伝やマラソンが開催され、テレビ中継を楽しむのだが、体調不良ではいかんとしがたくままならない。 にほんブログ村 美術ブログへ

柳田国男。松岡家記念館(写真)

2012-12-22 06:33:47 | 写真
それぞれの道異なれど兄弟は
世に名をなして記念館あり       樋田哲仙

 柳田国男の兄弟は大成者ばかり。松岡鼎・教員から医師、千葉・市佐町長、井上道通泰・眼科医、歌人、国文学者、松岡静雄・海軍兵学校、海軍大佐、民俗学、松岡輝夫[映丘)・大和絵の大家、弟子の育成で4人が文化勲章、本人がもう少し長生きしていたら可能性大。など兄弟は優秀な人物ぞろい。中でも有名なのは国男で正三位、、勲一等旭日大綬章が際立つ。全員が髯を生やしているのも面白い。

大阪城に初氷(水墨画)

2012-12-21 06:11:51 | 水墨画
冷え込みて大阪城の水溜り
この冬初の氷のニュース       樋田哲仙

 昨日の朝の冷え込みが厳しく、テレビニュースで大阪城公園広場の水溜りで薄い氷ができたと報じたた。最低気温が0.8度でここしばらく続くらしい。平年より4日早という。冷えは全国的なことで、北海道遠軽町ではー22・8度と空気中の水分が凍りダイアモンドダスト現象がみられたとか。そんな寒さは大阪人には想像もつかない厳冬である。 にほんブログ村 美術ブログへ

柳田国男生家(写真)

2012-12-19 06:28:40 | 写真
何かなぜ得るもの多き思ひする
柳田国男生家訪ねて        樋田哲仙

 民俗学創始者の柳田国男生家は中国自動車道福崎インターからほど近いところにあった。生誕地から400メートルほど離れた小高い丘の上に茅葺の家は移築されて保存されている。兄弟が大成して、医師、国文学、軍人、画家など素晴らしい兄弟である。国男は東大卒後、農商務省の役人となるが、45歳で退官し、在野で民間信仰、伝承、行事、儀式を研究して民俗学を確立した。その功績で文化勲章を授与されている。まさに福崎町の誇りである。

船の釣り人(水墨画)

2012-12-18 06:37:50 | 水墨画
釣りするは性に合はねば釣りをする
人の心の計り兼ねたる         樋田哲仙

 釣りはどうも性分に合わない。子供のころはみんながするので釣り具一色整えて池へ出かけては楽しんだ記憶はある。が、成人になってからは楽しまない。釣れるとも分からないところへ糸を垂らして待つのがいらだつ。魚がいるかもわからないのである。釣り好きな人は短気と聞いたことがあるが、傍で見ていると暢気に気長くする人のように見えるのだが。  にほんブログ村 美術ブログへ