哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

鐘楼二つある雲興寺(写真)

2015-02-28 06:09:34 | 写真
新築が修復よりは安いとて
雲高寺には鐘楼二つ       樋田哲仙

 瀬戸市の幹線道路を豊田へ走行中雲興寺の看板を見かけた。有名な曹洞宗の寺である。瀬戸にはもう一つ定光寺もある。予定外だが立ち寄ることにした。盗難除けにご利益があるとされるが、珍しく鐘楼が二つある。尋ねると文化財の修理よりは新築の方が費用は安くつくからという。

寒ぼたんでもなくて(墨彩画)

2015-02-27 06:12:57 | 墨彩画
先取りに咲ける牡丹をよく見れば
温度管理の行き届きたる        樋田哲仙

 テレビの映像を見て驚いた。藁に覆われたボタンが咲いている。寒ボタンは12月中旬から1月中旬に咲くからである。それが2月の今である。一般的には4月下中から5月上旬の大型連休中である。映像物は何のことはない温度管理が行き届いているからだ。露地栽培ではとても無理で鉢物にして戸外の出し入れができなければまず不可能だ。 にほんブログ村 美術ブログへ
      

足助八幡神社(写真)

2015-02-25 06:13:05 | 写真
旅先の神は知らずも分からずも
ただひたすらに無事を祈れり       樋田哲仙

 寺院の参拝は本尊が阿弥陀如来、大日如来、観音菩薩、不動尊など分かり易い。ところが、神社は誰を祀るか分かりにくい。多様化しすぎてているからかもしれない。旅先ではこれには無頓着に参拝することにしている。ご真言もないから手を合わせるだけだが、それで安堵するから不思議である。

梅に鶯(墨彩画)

2015-02-24 06:23:44 | 墨彩画
早き種か花の少なきこの時期に
咲き誇りゐる梅の紅白         樋田哲仙

 梅の中に一足早く咲く種類がある。花の少ないこの時期に満開となり、遠くからも目に止まる。近づいて眺めると香りが加わる。花一輪は小さなものだが数で美しさが出る。葉の出る前に花をつけるので枯れ木に花が咲いているようになる。桜と同じだ。どこへ出かけるか気を揉むこの頃である。 にほんブログ村 美術ブログへ

足助町に重伝建の町並み(写真)

2015-02-22 06:39:21 | 写真
在ることを旅にて知れば楽しみて
重伝建の町並み歩く       樋田哲仙

 旅先でどこか観光するところはないかと尋ねたり調べたりしていて、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)の存在を知ると、その場所を歩いてみたくなる。意外な町にあるもので、都市と都市とを結ぶ山間の要路の町に残るものだ。かっては繁栄した白壁の商家や役所などがあり、庶民の暮らしが垣間見えて楽しい。。く

凧も時代とともに(墨彩画)

2015-02-21 06:59:37 | 墨彩画
連凧の揚がるに風の程よくて
糸操るは意外に大人       樋田哲仙

 子供のころに揚げた凧はすべて和凧であった。それ以外に見たこともない。しかし、最近目にする凧は形も違い、風変わりである。よく揚がり,尾も着いていない。洋凧なんだろう。あれでよくも揚がるものだ。さらに連凧まで見かける。正月にはよく揚げたものだが、今は正月とは限らないらしい。揚がる空き地に近づいてみると高校生らしき大人が連凧を楽しそうにあげていた。 にほんブログ村 美術ブログへ

足助屋敷に懐かしさ(写真)

2015-02-19 06:20:52 | 写真
暮らしとて子供のころに見覚えの
品々多き足助の屋敷       樋田哲仙

 足助屋敷の続報である。子供のころに見かけた物が多い。牛馬にひかせた田越しの鋤、馬の鞍までが陳列され、機織り機は実演で見せている。糸車から染色施設まで多数が見学できて懐かしい。茅葺き屋根の建物も幾棟もある。一口で足助屋敷を言えば民俗資料館と言えるだろう。

長く咲くシクラメン(墨彩画)

2015-02-18 06:09:42 | 墨彩画
シクラメン暮に求めて今もなほ
咲き続けるは鉢に故あり      樋田哲仙

 昨年の暮れに珍しくシクラメンの一鉢を購入した。450鉢の中から元気そうなものを選んだ。色目も豊富で中からピンクに決めた。シクラメンは水遣りの管理が難しいと思い込んでいたが、鉢が二重構造になっていて内側の鉢に一度たっぷり与えれば勝手に吸い上げてくれて、多くやりすぎることはない。よくできた仕組みである。2月の半ばであるが、まだ元気よく咲いている。 にほんブログ村 美術ブログへ

泉州国際市民マラソン(写真)

2015-02-16 06:08:21 | 写真
知り合ひの走り見つけて沿道に
友らの声のひときわ高し       樋田哲仙

 きのうの日曜日9市4町主催による泉州国際市民マラソンが行われた。堺市浜寺を10時30分に出発したマラソンのゴール近くで声援をいつも送る。今年は少し場所を変えてカメラを向けた。大阪マラソンは3万人の走者で迫力があるり、5000人のマラソンは少し寂しいが、観戦するのは元気を授かって楽しむ。

雪で淡路島も見えず(水墨画)

2015-02-15 06:36:52 | 水墨画
常ならば見ゆる淡路も風強く
粉雪の舞ひて二月の半ば       樋田哲仙

 今年は雪が多い。北国の積雪を聞くと、地球の温暖化はどこへやら。立春を数日過ぎても寒さが厳しい。大阪南部も寒風が吹いて一時的ながら粉雪が舞った。大阪湾を約20㌔隔てた淡路島が見えなくなった。好天なら明石海峡大橋も見えることがある。雪が舞う時は関空すら見えなくなることもある。それが2月の半ばである。 にほんブログ村 美術ブログへ