キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

ちくま日本文学全集 宮本常一

2008年10月31日 |   └─宮本常一
宮本常一祭りも、この本で暫く休憩。

この本は、エッセイ集のようなつくりで、いろいろな本から、読みやすいいい話を抄録してあります。

「海をひらいた人々」や「維新のあとさき」はとても面白かったし、
生後50日で夭折した我が子へささげた「萩の花」はじーんとしました。


この本を読み終わった後、図書館へ返しに行き、
そのまま宮田登氏の本を借りてきました。

『「心なおし」はなぜ流行る』
くらい。
暗すぎる・・

今一生懸命読んでるところでしけど、
犯罪の話が多いので(それはそういうテーマの本だからだけど)
ズン、と気持ちが沈みます。

宮本さんの本は、救いがちりばめられてて、その点がはまった理由かも。



ところで、宮田登先生は、私の大学の先生でした。
とても近いところで講義をされていて、私の友人の指導教官だったような気がします。

が、「妖怪の先生」という印象が強く、
一度も講義をとったことがありませんでした。
だって、妖怪とか・・・こわいんだもーん。

民俗学の近くにいながら、民俗学に手を出さなかったのは、
宮田先生の妖怪学にあったんでは?
といまさらながら思ったりします。

うちの近所の図書館には宮田先生の著作集が開架されています。
すごい先生だったのでは?
身近にいながら教えを請わなかったのがもったいなかったかな。


これから少しずつよんでみようとおもいまする。




この本のあとは、米山俊直さんの本も読もうと思います。




宮本常一 (ちくま日本文学全集)
宮本 常一
筑摩書房

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