キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

小田原北条氏の独自文化にワクワク!

2023年08月01日 | ☆学ぶ!
 8月が始まりました。
 昨夜久しぶりに雨が降って(しかも大変な雷雨)少し涼しくなりました。とは言っても朝の気温は27°c、蒸し蒸ししてます。

 神奈川大学の公開講座で通っていた 考古学の講義も先週で全5回が終わりました。
 縄文、弥生、古墳、律令、戦国と、
5つの時代を取り上げ、神奈川県に残るそれらの時代を代表するような考古学資料、 遺跡などの研究の最先端のお話が聞けてとても興味深かったです。講義の後、実際に遺跡を訪ねると一段と楽しめます。これからも訪ねる 楽しみが増えました。 神奈川には 神奈川 独自の傾向 もあるとわかって それも非常に興味深いものでした。

 私がよく知る九州や、学校で習ってきた近畿とはまた違う「関東」の独特の歴史に触れることができました。鎌倉幕府がここに置かれたのも意味があったのだなあと思いますし、江戸が日本の中心になってその後ずっと中心であり続けてるというのも、 そう考えてみると面白いことだと思います。



 最終回は小田原北条氏が作った小田原 文化について、小田原城の発掘調査報告を交えてのものでした。
 「御用米曲輪」という城内に残る北条氏政の館跡の発掘が進んでいるようで、そこから非常に興味深いものが色々と発見されています。庭園が切石で作られているというのがとても興味を引かれました。奈良、京都の時代から日本の庭園は自然をそのまま持ってくるということが 大原則で石は自然の石のまま配置することになっているのに、この庭園には石をきれいに切って(しかも五輪塔などの石塔の再利用) 池を作っているというのです。他に例がなく、どこから来たのか全然わからないそうです。ここにも関東の文化の独自性があるのかもしれませんね。


切り石敷きの庭園


 わずかに 類似の例が熊本城にもあるという話でした。 あ!それはあの「地図石」のことでは?最後に質問したら そうだということでした。ただ、地図石は庭園の中にあるものではないので、同じものとは言えないから小田原とのつながりはわからないという話でした まだまだこれから研究が楽しみですね。


熊本城の「地図石」


〔神奈川新聞の記事〕
戦国時代の池跡確認 石材をリサイクル 御用米曲輪発掘調査/小田原

小田原市「史跡小田原城跡 御用米曲輪」

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