私の仕事は、美容関係。
化粧品やエステといったものに日々かかわっています。
先日、仕事の付き合いのある20代の女性エステティシャンと話をしました。
その彼女が言うには
「わたし、形の無いものにお金使えないんですよね・・・」
あっと、それはエステ業の完全なる否定ではないか?
そういう彼女なので、エステティシャンの仕事をしてはいるけれど、自分でお金を払ってエステに通ったりはしないのだそう。
逆に化粧品は高いものでも買うらしい。
わかるような気もする。
お金にゆとりがないときには、エステなんかにお金使えないし、やってもやらなくても生きていく事にそれほどの違いはないかもしれない。
でも、私はというと、エステにお金使います。
収入に見合わないくらい、使います。
(言い訳は「仕事上情報収集も必要だから」^^;)
でも本音は、単にマッサージとかお手入れしてもらうのが好きなんです。
すごく心が豊かになる気がして、化粧品買うくらいなら同じお金でエステに行くなぁ。
その彼女とは正反対です。
エステだけでなく、一番お金を使う娯楽は旅行ですし(このブログの読者の方ならもうご存知ですね!)、CD買うよりコンサートに行くし。ホテルは「寝られればいい」じゃなくてできるだけ快適なところがいいし。(高級ホテルはお金ないから無理ですが)
形の無いものにお金を使う方がしっくりきます。
こういうのは、お金のダメな使い方なのかもなぁと思ってた時期もありました。
流行の服なんか全然持ってなくて、もちろんブランドものなんて1つも持ってなくて、かかとのすりへった靴を履いて、それでいてエステに行ったり、しょっちゅう海外旅行したりするのってバランス悪い感じしますよね?
でも自分がそうしたんだから仕方ない。
会社にはいつも同じ服を着て行ったとしても、旅行には行きたいのだから。
でも、最近、こんなフレーズをネットでよく見かけるようになりました。
いわく・・
「同じお金を使うなら、モノよりも体験を買う方がより満足感を得られて幸せ ...」
「モノより体験にお金をかけた方が幸せになれる」
「旅行やレジャーにお金を使う方が、物を買うより満足度が高い」
へ~。
そうなんだ。
私が特殊かと思ってたけど、そうでもないのか。
これからもこの生き方を変える必要はないのかな。
どうやら、学者さんの研究で「モノより体験のほうが幸せになれる」という論文があったそうですよ。
自信ついてきた。
こうなったら、どんどんこの世で体験できることをとことん体験しつくして死んでいくぞ!
美容にはさほど興味のなかった(今でも実はあまりない)私が、美容業界で、ん十年やってこられたのはこの「エステ」という形の無いものを扱うことができたからかもしれません。
化粧品だけだったら、無理だったかも。
ただ、モノはあまり買いませんが、モノを捨てられないという性質はあって、どんどんモノが増えます。
・人からいただいたものが捨てられない。
・旅行の思い出のパンフレットとか捨てられない。
・本が捨てられない。
・キレイな紙袋捨てられない。
そして部屋が汚部屋に…(TT)
これはこれから、変えていきたいと思ってます。
「旅するように暮らしたい。暮らすように旅したい。」
これは一つの理想です。
持ち物を極力減らして、旅行中のような装備で暮らしたい。
本もできれば処分して、図書館をうまく使いこなしたい。
洋服は季節ごとにスーツケースに収まる程度を持ち、
調理器具も1つで何役もするようなものを使って。
幸いデジタル時代なので、旅の思い出の写真もアルバムでなくクラウドで管理できるし。
家電製品の取扱説明書も必要なときはネットで閲覧できるし。
家に物を置いておく必要がどんどんなくなっている気がします。
必要最小限の身の回りのものと、パソコンとホテルにある備品程度の家電と。
それに災害時の備えがあればいいのじゃないかな?
そうしたら今よりもっと家賃の安いところに引っ越せるかも。
もっと体験にお金かけられるかも。
ワクワクしてきた!