昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(340)世界の怖い現状

2015-08-25 02:08:59 | なるほどと思う日々
 ある討論会を聞いていて、「世界の現状」に慄いた。

 A: 日本はアメリカに付き従っているだけでいいのか? 例えば中国と事を構えた場合、決して日本を守ってくれない。中国の核弾道ミサイルはアメリカ本土を狙う能力を持っている。
 日本を守るために自国を犠牲にする愚は犯さないだろう。
 B: 日本が軍事的に真に自立するには核兵器を保有するしかないということだ。
 

 C: 日本が核兵器を保有しても中国にとっては<抑止力>にはならない。だって、日本から核ミサイルを撃ち込まれて、1億人、2億人人民が死んでも、トップさえ生きていれば平気な国なんだから。
 D; 効果的な核兵器を持つとしたら、ボタンを押したら地球が吹っ飛ぶような大きなやつを持つしかない。これなら恐ろしくてどこも日本に手を出せない。
 

 E: 日本の平和愛好家が日本の原発だけを問題にして中国などの原発を問題にしないのはおかしい。中国はどんどん増設している。いざとなれば死の灰は日本にも及ぶ。
 F: 日本の<人権派>政治家、学者、マスコミなどが原発問題だけでなく、中国の人権問題を取り上げないのはおかしい。ダブルスタンダードじゃないか。
 
 G: 日本の政治家はもっと積極的に中国の人権問題やダライ・ラマに会うとか、チベット、ウイグル問題などの民族問題にも踏み込んだ発言をするべきだ。

 H: 安倍首相は従来の日本の首相に比べれば中国では評価されているらしい。中国の為政者からすれば言うことを聞く政治家が評価されるが、中国の知識派からすればむしろ中国に批判的な政治家のほうが敬意を払われる。
 
 意外なのだが安倍さんが中国を変えるのでは、と一部では期待されている。
 
 I: たしかに中国の独裁政権を揺さぶるとしたら、民主主義の良さを浸透させるために、中国の中間層(知識層を含めて)を懐柔する戦略を立てるべきだ。(トロイの木馬戦術みたいな)
 

 J; ただ、民主主義も現在ジレンマに陥っているんだよね。高齢者が増えて福祉や健康に関する費用が軍事費を超えて国家財政に負担になっている。
 
 K: 福祉関連費用など財政問題を具体的に改善しようとすれば、高齢者の反発を買い選挙に通らないという民主主義のジレンマだ。現実に日本のみならず、アメリカやEUなど民主主義先進国の頭の痛い問題だ。

 <好奇心コーナー>
 

 昨日、中国の経済不安をきっかけに世界同時株安が生じた。日本株も今年最大の下げ幅だった。
 
 世界の経済・財政問題は解決の目途が立っていない。
 核兵器問題を含めて、解決するための人類の叡智は期待できるのか!




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