昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

昭和のマロの考察(68)芸能とスポーツ(17)

2010-10-29 06:35:02 | 昭和のマロの考察
 勝負事も競馬、株取引となるとギャンブルの様相を帯びてくる。
 競馬はともかく、株にかなりのめり込んだ時期があった。
 インターネットで容易に取引ができるようになり、デイトレーダーのように毎日パソコンとにらみ合っていた。 

 日経平均株価が3万円台から1万円台へと急降下する時代だったから結果は推して知るべし。

 ギャンブルも行き着くところまで行くと大変なことになる。

 <ナニワ金融道>という漫画がある。

 その冒頭、主人公の灰原青年が街の金融会社の試験を受けにいくと、待合室は混み合っている。彼らも試験を受けにきたのかと思うと、そうではなくて高利の金を借りにきている人たちだ。それにしては気楽な様子をしている。
「あの連中は最後の一線を踏み越えてしまった連中ばかりだ、へ、へ、へ」とベテラン金融マンが教えてくれる。
「踏み越える?」と灰原青年が尋ねると、その金貸しはこう答える。
「そう、このくらいの困難は、はねかえせると今でも信じている連中だよ」
 (山口昭<債権者会議>から)


 ─続く─


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