昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

昭和のマロの考察(123)女と男(30)

2011-04-25 08:42:47 | 昭和のマロの考察
 <女と男>という関係で身につまされる記事を目にした。


ーー心底、「どうしようもない男」だと思う。
 非常識で世間知らずで方向音痴でワガママで、気まぐれで道楽者で根性なしの怠け者でええかっこしいで酒好きで・・・。




 以前、このどうしようもない男がどうしようもなくなって引きこもったとき、それでも何も言わない妻(カミさん)に不安を感じて尋ねたことがある。
「オレガ何もしないのに、どうして何も言わないの?」
 彼女の答えはシンプルだった。
「だって何も期待していないもん」
 期待値が元々0だから、評価はプラスのみになる。
 何とも賢くも慈愛に満ちた<究極の加点評価>であろうか。


 カミさん語録をもうひとつ。「あなたはワガママで行動が突飛で極端で、色々やらかすどうしようもない男だから、マイナス99点。それでも調子に乗った時は天才的な仕事をするから、プラス102点。差し引き、プラス3点。まあ、かろうじてプラスだかr、よしとしよう」
 雲間から差し込む一条の光を見た思いだった。


 さらに、師曰く
「相手をどうにかしようとするから疲れるんだよ。すべては自分の問題」
 こんなに身近にお釈迦様がいることに、どうして気づかなかったのだろう。
 そう、すべては自分の問題。自分を怒らせる相手がいけないのではなく、腹を立てる自分の器が小さいのだ。


 求めない(期待しない)こと。
 相手を責める(減点評価する)のではなく、良いところを見つけて(加点)評価するよう心がけること。
 世の中すべての問題を自分の問題として引き受けること。
 これだけで、男と女の関係は驚くほどうまくいく。我が家で実証済みだ。
 その証拠に、先日、カミさんが、飲みながらしみじみと褒めてくれた。
「どうしようもない男と一緒になったことで、あきらめることが幸せへの近道だと悟らせてもらったよ。おかげさまで、随分成長させてもらったなぁ。ありがとう。私、今なら誰とでも一緒にやっていける気がする」
 手放しで喜べなかった。


 だれの文だって? それは明日に・・・。

 ─続く─



  


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