昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(462)春日大社の黒漆太刀

2016-12-30 04:53:43 | なるほどと思う日々
 奈良春日大社、80年前に宝庫の天井裏から見つかった黒漆太刀3本を研いだところ、1本が鎌倉時代後期の刀工、延寿国吉作、2本が平安末期から鎌倉初期の「古備前」とわかったと昨日発表された。
 
  
   
 
 <好奇心コーナー>
 
 先日、国宝として大社の外に出ていた太刀を、完全復元すべく日本各地から人間国宝級の職人が集結して格闘した3年間を描いたNHKテレビを観た。
 「金地螺鈿毛抜形太刀」(平安時代)である。
 
 従来、金・銅仏とかは金箔を水銀で貼りつける加工をしたものだが、本件は金無垢から削り出している。
 刀身はわずかに反りがあるので鍛冶が至難だ。
  
 金・螺鈿細工は現存する唯一の貴重なものだ。
 鞘に刀剣がばっちり収まった。
 無事完成。今に生きる日本の職人芸。スバラシイね!
 春日大社に収められた。
 なお、来年1月7日から上野の国立博物館で「春日大社千年の至宝展」が開催される。
 必見です! 
 
   
 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿