昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(350)カントの「永遠平和のために」を読み解く①

2019-08-11 06:28:59 | 三鷹通信
 三鷹市の市民大学<哲学コース>で運営委員をして知り合ったY氏から誘われて、平原卓氏の特別講義に参加した。
 
 平原卓氏は複雑な哲学概念を平易な言葉で表現するアウトプット能力に定評がある、期待の若手哲学者である。
 「読まずには死ねない哲学名著50冊」というベストセラーを世に出している。

 *酷暑の中、哲学好きのジジイどもが8人、孫のような講師を囲んで始まった。
 *テーマは、カントの「永遠平和のために」だ。
 *日本は戦後70年以上もの長きにわたり平和を享受しています。
 *しかし、世界は依然として民族間の対立や宗教の違いによる紛争があちこちで頻発している。

 18世紀の哲学者イマヌエル・カントの「永遠平和のために」を読み解きながら、我々は何をすべきか? 考えようというわけです。

 *カントは「人間の理性の可能性」を考え続けた哲学者ですが、
 ・・・「人間の本質とは何か」「国家社会とは何か」という視点にまで踏み込んで、<永遠平和>を<理性>をもって実現する方法を考察しています。

 *我々は、次回8月31日を含め、2回にわたって平原卓先生とともに読み解いていきたいと思っています。

 *「彼の提唱に基づいて設立された国際連盟は機能しなかったじゃないか」
 *「国際連合だって勝者の理論に基づく、片務的な組織じゃないか」
 *「北朝鮮の核兵器とか、中東のテロとか、米中のやりとりとか、現状は問題山積」

  依然として人間社会は、永遠平和からほど遠い現状です。
     





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