昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(226)第25回読書ミーティング(7)

2017-10-29 04:31:57 | 三鷹通信
 最後に、H氏推薦の有本香「小池劇場が日本を滅ぼす」
 
 豊洲移転問題、東京五輪パラリンピック見直し、内実のない小池劇場・・・。
 ないない尽くしのワイドショー政治、パフォーマンスの女王小池百合子と日本は心中するのか?
 ・・・ビジョン・政策がなく、正当な手続きがなく、ファクトに基くロジックがない。
 推薦者H氏は元お役人だっただけに、小池百合子都知事の無策ぶりに我慢ができないようだ。

 緑の党立ち上げのキーマンだった若狭勝氏が小池さんの地盤から立候補して落選したのは、今回の総選挙「希望の党」の象徴的出来事だった。
 
 小池さんが新進党の前原代表をたぶらかして<希望の党>に囲い込むところまではよかった。
 が、彼女がなまじ<政策の踏み絵>なんか作って、一部の人を<排除>したのがまずかった。  
 総選挙の結果は、排除した仲間が立ち上げた<立憲民主党>に足元をすくわれる結果となり、惨敗。
 
 ご本人は結果を見届ける前にフランス、パリへ逃亡。
 
 
 国際会議で元ケネディ駐日大使やパリ市長と「鉄の天井がありました・・・」なんて語り合っている。
 たしかに、外国の首脳と丁々発止と会話できる発信力は彼女の魅力ではあるが・・・。

 帰国後の<希望の党>両院懇談会では引責辞任を求める声も多かったが、ご本人は創業の責任があると、代表の地位にはとどまるつもりのようだ。
 
 圧勝した自民党の安倍総理は会見で<謙虚>という言葉を繰り返し使っている。
  
 
 聖書の中に「高ぶるものは退けられ、へりくだる者に恵みが注がれる」とある。
 小池都知事には日本を代表する女性政治家の資質はあると思う。
 今回の結果を重大に受け止め、自身に足らざるものを自覚し、反省の日々を送り、都政に専念されることを願うものである。

 昨日は第17回多摩碁慶会が三鷹市駅前コミセンで開催され、A組10名B組10名、計20名で3回勝負で争われました。
 
 幸いにも小生はB組の第2位となり、オーストラリアワインを頂きました。