昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(266)力ずくの世界を日本は正せるか

2014-03-23 06:03:10 | なるほどと思う日々
 4月1日に100周年を迎える宝塚の公演が21日、ピンクのバラ100本をイメージしたラインダンスを披露して始まった。
 
 わが、宇宙からの使者<レロレロ姫>は人間の男どもの興味の関心は「戦争ごっこから女の脚」へと移ったと喝破した。
「AKB48にしてもそうじゃないか!」と。
 
 (たしかに平和な国日本では・・・)

 しかし、現実は異なる。
 ロシアのクリミア半島編入事件のように、依然として<力>による攻防が世を支配している。
 
 (一時人気が落ちたプーチン大統領の国民的人気がこれで大きく持ち直したそうだ)

 我が国における領土問題の解決も展望が見えない。
 
 (最終的決着は<力>によるしかないと見られている)

 前回の<なるほど!と思う日々>でも述べたように「チェンジ、調和による世界へ」と登場したアメリカのオバマ大統領も今や影響力を失っている。

 そんな状況を打開するために、敢えてオバマは今回腰を上げたようだ。
 先ず、覇権的な姿勢を露骨に示す中国をけん制するために、チベットのダライ・ラマと会談をしたり、オランダで開かれる<核セキュリティサミット>へ出席する前に欧州・中東を歴訪して、強硬な同盟関係を再確認、パワーむき出しのロシアに対して包囲網を形成しようとしている。
 
 
 また北朝鮮の<力>による脅威に対抗するため、歴史問題でぎくしゃくする日韓の仲介役も果たし、さらに日米で核テロ防止のための共同声明も用意しているという。
 
 

 このような状況下、日本はどう行動すべきか?
 武力による備えをしながらも、事を<戦争ごっこ>に持ち込まないように、女の脚でも何でもいいから、ただひたすら<ソフトパワー>によって人間どもの頑なな気持ちを懐柔していくしかないのでは?