昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(198)東日本大震災・鎮魂の詩

2014-03-11 04:07:31 | エッセイ

 
 お母さん! どこへ行ったのお母さん!
 海に向かって叫ぶキミ
 玉となって頬をつたうキミの涙

 それを見つめるボクの目にも涙
 何の虚飾もない涙

 あの黒く荒れ狂った波も今は凪いで静まり返っている
 陽さえ燦々と降り注いでいる

 お母さん! どこへ行ったのお母さん!
 キミの声が虚しく響く
 ボクの胸がドクドクと脈打つ

 3.11を忘れない!

 ヒトの驕りを質す自然の怒りだったのか
 事実は事実として 今はピュアな涙を流そう

 そしてここを基にたちあがろう
 3.11を忘れない!

 
 これはボクがテレビ映像を見て作詞したものだ。
 「ヒトの驕りを質す自然の怒り」の部分に反感を持つ人もいるだろう。
 被災者に失礼ではないか! と。
 彼らに責任があるのか! と。
 
 しかし、ボクは感じた。
 
 宇宙を司る自然界から見れば、自然をコントロールしようとする人類の姿勢に問題があるのでは! と。
 驕り高ぶって自滅の道へ踏み入っているのでは! と。


 
 北京行のマレーシア航空機が消息を絶ったことに関連し、中国の最高指導部が8日、軍に対し北京中心部に近づこうとする不審な民間機があれば撃墜するよう緊急命令を出したと、香港の人権団体、中国人権民主化運動センターが伝えた。
 このところアメリカが力でコントロールしようとする姿勢を和らげているが、ウクライナに対するロシアの介入といい、中国のテロ問題といい、人類間の抗争は相変わらず止まるところをしらない。どう収拾していくのだろうか。