昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(268)ロシアとオバマの戦略

2014-03-28 04:40:45 | なるほどと思う日々
「ロシアのクリミア半島編入という行動に際して、プーチンは明らかにオバマを脅かす行動を次々にとっていた」
 
 

 友人から日高レポートに関する情報を戴いたので紹介する。 
「米海軍の報告によると、プーチン氏はウクライナ侵略への軍事行動と前後して、米国の裏庭・キューバに最新鋭の原子力潜水艦を送り込んだ。搭載している新型ミサイルは、ホワイトハウスを正確に攻撃する能力を持っていることで知られている」
 さらに、
「米軍がアフガン戦争の補給基地としての命綱であるキリギスタンのロシア軍基地の使用を断ることを示唆した。この基地はアフガンのすぐ北側にあり、これが使えないと米軍は、1週間で弾薬が尽きてしまう」

「ロシアへの経済制裁を強化すれば、イランの核兵器開発を阻止する話し合いやシリアの毒ガス破棄計画も頓挫するのは確かだ」
「特にオバマ氏が最も恐れていたのは、戦略核兵器削減交渉の中断だった」 <核兵器のない世界>でノーベル賞を得たオバマ氏にとって、ロシアとの核兵器削減ほど重要な外交課題はない。

 「オランダで開かれている<核安全保障サミット>にプーチン氏に代わりラブロフ外相が出席することになり、また、ロシアに対する経済制裁を発表した日、ロシアの代表が戦略核兵器削減交渉で米国の核兵器基地を訪問した」
 ワシントン・ポストは「核軍縮の枠組みは崩れなかった」と大見出しで伝えた。
 交渉断絶に脅えていたオバマ氏はホッとした様子を見せた。
 
 「結局、オバマ氏の最大の懸念すべきことは、ロシアのウクライナ侵略ではなく、ロシアとの関係悪化で、核兵器削減交渉がとん挫することだ。ある昼食会で、友人の有力なヘッジファンドの社長が私にこう忠告してくれた。『尖閣とかいう、日本の小さな島は大丈夫か。オバマ氏は、他国の国土を守る気など全くないよ』と」

 まさに国際情勢の核心を突いたレポートだ。
 依然として世界は<力の論理>がまかり通っており、その中核にあるのが<核兵器問題>である。
 日本が世界で存在感を示すには、<核兵器削減>に尽力するしかない!
 あの娘はこけなかった!
 
 浅田真央さんはフィギュア世界選手権SPで、キム・ヨナがバンクーバー五輪でマークした76.50を上回る78・66の世界歴代最高点をマークした。