マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

国鉄 ED7667牽引:貨物列車

2021-09-10 20:50:00 | 国鉄・JR電気機関車(交流・交直流)
国鉄 ED7667牽引:貨物列車


今回はあまりストックの無いED76形機関車で、ED7667のご紹介です。


ED76(基本番代)は、九州における電化延伸で電気機関車の増備が必要となった際、それまで保守に難のあったED72やED73に代わって登場した60Hz交流機関車です。


67号機は、昭和49年3月29日落成の三菱製。当時の運用までは良く知りませんが、ブルトレや普通列車、貨物列車まですべての運用に関わっていたものと思われます。



昭和54年3月25日 日豊本線 津久見駅にて

ED7667が牽引する貨物列車で、次位にDE10と思われる機関車を連結しています。
別府から延岡へ異動する際、普通列車(421系と記憶しています)急行列車の窓から追い抜きざまに撮影しており、おそらく当方の乗車した普通急行列車を退避していたのではないか思います。

当時は既にED76が幅を利かせており、特に電化の遅かった区間では殆どがED76牽引になっていたと思われます。同機は、民営化後にJR九州に継承され、ブルトレの牽引などに当たっていたようですが、寝台特急「さくら」が廃止になった際に余剰となり、平成12年3月31日付で廃車されたそうです。

※追記
当時の時刻表を見返しましたら、大分~延岡を直通する普通列車は1日僅か3本のみで、しかもすべて客車列車であることが判明しました。
別府で宿泊して高千穂線に乗り継ぎ、さらに高千穂峡の観光をしているので、大分初発の普通列車に可能性はゼロ。
このことから、別府8:00発の急行「日南1号」以外には考えられないということになりました。よって、記述を訂正いたします。


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りんかい線:オリパララッピング

2021-09-06 00:05:00 | 国鉄・JR普通列車
りんかい線オリパララッピング


パラリンピックも日本のメダルラッシュに沸き、無事に閉幕となったようです。
番組でも多く取り上げられ、パラアスリートの凄さに驚かされました。
オリンピックも含め、開催の是非が問われながらの開催となりましたが、開催国としての義務はなんとか果たされたと言って良いと思います。まあ、この後の莫大な負債をどう処理するのか、せめて増税とか年金の引き下げとかは勘弁してもらいたいものです。


新型コロナ感染拡大により1年遅れとなった結果、2020年には鉄道各社で実施されたラッピングも殆どが撤去され、大手私鉄で1編成程度が残存するのみとなったようです。辛うじて撮影していた埼京線のラッピングについては、過去ログE233系 埼京線:オリンピックラッピングでご紹介いたしました。

同じ埼京線で運用される臨海高速鉄道りんかい線では、令和2年1月25日の運用開始以来、このオリンピック・パラリンピックのために1編成だけラッピング車を残していました。
通期経路なので目撃回数は数えきれないものの、通勤時間帯故になかなか撮影する機会が無く、時間休を利用して最後にやっと撮影することができました。


※撮影は、最終コマ以外、令和3年8月26日、武蔵浦和駅にて。












他社でもラッピング編成は存在しましたが、ヘッドマークを掲示している例は少なく、ステッカーも比較にならないほど大きいのが特徴でした。この辺りは東京都の息が大きく掛かっている所以でしょうか?



令和2年9月30日 新宿駅にて

初めて撮影したのも延期が掛かった後。喫煙所に向かう際、外されていないラッピング車が到着したため偶然撮影できたのですが、暗いために画像が粗く、再撮影を目論んでいました。しかし、撮影できたのはほぼ1年後。ギリギリの駆け込み撮影でした。


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485系:「ジパング」

2021-09-04 02:15:00 | 国鉄・JR ジョイフルトレイン
485系:「ジパング」



485系ジョイフルトレインの残党として主に宮城県を中心に活躍していた「ジパング」がとうとうラストランとなるようで騒がしくなっています。


485系「ジパング」は、元々高崎車両センターに所属していたお座敷電車「やまなみ」「せせらぎ」がリニューアルにより「やまどり」として6両編成で再組成された際に余剰となった先頭車2両を活用したもので、中間電動車に485系1ユニットを組み込んで4両編成としています。

両先頭車はお座敷電車時代の外観を保っていてジョイフルトレインらしいデザインですが、組み込んだ電動車ユニットは鋼体改造をしていないため凸凹編成となっており、登場した当時はなんて無様な編成だと思っていました。いずれはなんらかの手を入れると思っていたものですが、結局はこの体裁のまま引退を迎えることになるとは・・・。

運転区間は殆どが宮城を中心とするJR電化線のみであり、関東へ顔を見せることはなく、このへんてこりんな編成を撮りたいと思っても実現することは非常に難しい編成でした。



平成26年11月15日 尾久車両センターにて

そんな中、1度だけ実物を見る機会がありました。「第14回ふれあい鉄道フェスティバル」に召集されたもので、ブルトレの廃止により目玉が無くなりつつある同イベントにおいて、個人的には最高の目玉と出掛けて行きました。

しかし、編成の殆どを車庫に突っ込むという最悪の展示方法で、最大の特徴である凸凹編成すら記録することができず、こんな写真を1枚撮っただけで終ってしまいました。

いずれは東北に出向いて、などと目論んでいたものの、なかなかそのようなゆとりもなく、結局はこれが最初で最後の記録となってしまいました。


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