富士急行線2000形:
パノラマエクスプレスアルプス復刻塗装(乗車編)
JR初のロマンスカー型ジョイフルトレインとして昭和62年3月に誕生した165系「パノラマエクスプレスアルプス」。中央線の団体列車や臨時急行電車として活躍しましたが、同じ165系の電車と同様に老朽化には勝てず、平成13年8月をもって廃車となっています。
廃車後は富士急行に売却されることになり、改造後の平成14年2月から「フジサン特急」として活躍を始めています。
本来は6両編成ですが、中間のクモロの運転台も元々から生きているため、これを生かして3両編成×2で運用されました。
富士急行では、登場時から(個人的にはどうしても好きになれない)富士山キャラクターの描かれた塗装となり、平成26年まで長きにわたって使用されてきましたが、小田急電鉄から購入したRSE20000形(元「あさぎり」用)と交代で引退することとなりました。
これに伴い、2000形2編成のうち2002編成において、往年の「パノラマエクスプレスアルプス」時代の塗装へ復刻が行われ、話題となっています。
この車両が登場した頃は全国でも多種多様なジョイフルトレインが乱発されていた頃で、一般車両の塗装変更も含め、個人的にも嫌気がしていました。そんなこともあって、現役時代に撮った写真も引退間際の頃に1枚だけという状況でした。そんなこともあり、今になってその懐かしさから撮影に行きたくなり、今回初めて「撮影目的」で富士急行線を訪問しました。
列車本数が少ない同線において、特急や快速スジを外した移動はタイミングが難しく、走行写真を撮りたかった「フジサン特急」ですが、富士山駅~河口湖駅の往復移動で乗らなければならないことになってしまいました。
使用したフリー乗車券では無料で乗ることができますし、このような機会でもないと乗ることもありませんので、短い区間ですが乗り鉄を楽しみました。
※撮影は、平成26年1月18日です。
モハ2102車内
自由席である中間車に乗車しました。座席の半数以上が埋まっていたため、身軽な女性の隣に相席させてもらいました。
車内には飲料自販機まで設置されており、缶類は110円でちょっと安めで良心的。
シートピッチのあまりの間隔に驚きました。こんなに余裕があったんですね。
身長180cmの私でも、前席に全く足が届きません。これでは足置きがあっても殆どの人は届かないでしょうね。
また、座席部分は1弾高くなっており、窓も縦方向に拡大されているため、ホントに素晴らしいアコモデーションだったんだと改めて感心いたしました。
クモハ2202
元クモロ165の中間運転台車。塗装は完璧に復元され、しかも塗ったばかりなので本当に登場した時のようです。グリーンマークも再現されています。
現役時代にはまず見ることができなかったクモロのヘッドマーク。ここにもマークがあったことは知りませんでした。今回の改装に当たって大変貴重な機会を作ってくれました。
モハ2102
各車の形式番号表記もすべて現役時代に戻して塗装されていました。徹底しています。
クハ2002
ここだけはさすがに復刻していませんでした。
それにしても電動車でない制御車で40tって重たいですね。現在のM車よりも重たいです。
クハ2002車内
モハ2101車内
クモハ2202 車内
各車の車内の写真も。さすがに展望室の写真は着席券を買っていないので撮っていません。だれも居なければよかったのですが、既にうっとうしいガキ共お子様連れに占領されていました。
各車内には液晶表示があり、合わせて日本語、英語、中国語、韓国語の案内が流れます。
一時は隣国の厚かましい態度の観光客で賑わったようですが、このような情勢になると案内が流れるだけでも気分が悪くなってきました。
中間のモハ車には6人まで使える個室も有り、帰り掛けに撮ろうかと思いましたら「予約済み」の表示がありました。そしたら、テツらしき男性が1人で乗車してました。
1室1000円で乗車できるらしいので、現役時代にはまず乗ることが叶わなかった設備に、1時間弱とは言え占領して楽しむことができるのであれば、1000円でも安いかもしれませんね。
復刻塗装の2002編成は平成26年2月16日が最後の運転となるようです。
入れ替わりに、現在検査中の2001編成が使用されるようですが、それもRSE車の改造が終了して入線するまでとのこと。
残された時間はそれほどありません。
さすがに40年選手の車両ですからバネはくたびれている印象・乗り心地でしたが、古き良き時代を味わえる豪華車両ですから、機会があったら是非乗ってみてはいかがでしょうか?
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パノラマエクスプレスアルプス復刻塗装(乗車編)
JR初のロマンスカー型ジョイフルトレインとして昭和62年3月に誕生した165系「パノラマエクスプレスアルプス」。中央線の団体列車や臨時急行電車として活躍しましたが、同じ165系の電車と同様に老朽化には勝てず、平成13年8月をもって廃車となっています。
廃車後は富士急行に売却されることになり、改造後の平成14年2月から「フジサン特急」として活躍を始めています。
本来は6両編成ですが、中間のクモロの運転台も元々から生きているため、これを生かして3両編成×2で運用されました。
富士急行では、登場時から(個人的にはどうしても好きになれない)富士山キャラクターの描かれた塗装となり、平成26年まで長きにわたって使用されてきましたが、小田急電鉄から購入したRSE20000形(元「あさぎり」用)と交代で引退することとなりました。
これに伴い、2000形2編成のうち2002編成において、往年の「パノラマエクスプレスアルプス」時代の塗装へ復刻が行われ、話題となっています。
この車両が登場した頃は全国でも多種多様なジョイフルトレインが乱発されていた頃で、一般車両の塗装変更も含め、個人的にも嫌気がしていました。そんなこともあって、現役時代に撮った写真も引退間際の頃に1枚だけという状況でした。そんなこともあり、今になってその懐かしさから撮影に行きたくなり、今回初めて「撮影目的」で富士急行線を訪問しました。
列車本数が少ない同線において、特急や快速スジを外した移動はタイミングが難しく、走行写真を撮りたかった「フジサン特急」ですが、富士山駅~河口湖駅の往復移動で乗らなければならないことになってしまいました。
使用したフリー乗車券では無料で乗ることができますし、このような機会でもないと乗ることもありませんので、短い区間ですが乗り鉄を楽しみました。
※撮影は、平成26年1月18日です。
モハ2102車内
自由席である中間車に乗車しました。座席の半数以上が埋まっていたため、身軽な女性の隣に相席させてもらいました。
車内には飲料自販機まで設置されており、缶類は110円でちょっと安めで良心的。
シートピッチのあまりの間隔に驚きました。こんなに余裕があったんですね。
身長180cmの私でも、前席に全く足が届きません。これでは足置きがあっても殆どの人は届かないでしょうね。
また、座席部分は1弾高くなっており、窓も縦方向に拡大されているため、ホントに素晴らしいアコモデーションだったんだと改めて感心いたしました。
クモハ2202
元クモロ165の中間運転台車。塗装は完璧に復元され、しかも塗ったばかりなので本当に登場した時のようです。グリーンマークも再現されています。
現役時代にはまず見ることができなかったクモロのヘッドマーク。ここにもマークがあったことは知りませんでした。今回の改装に当たって大変貴重な機会を作ってくれました。
モハ2102
各車の形式番号表記もすべて現役時代に戻して塗装されていました。徹底しています。
クハ2002
ここだけはさすがに復刻していませんでした。
それにしても電動車でない制御車で40tって重たいですね。現在のM車よりも重たいです。
クハ2002車内
モハ2101車内
クモハ2202 車内
各車の車内の写真も。さすがに展望室の写真は着席券を買っていないので撮っていません。だれも居なければよかったのですが、既にうっとうしいガキ共お子様連れに占領されていました。
各車内には液晶表示があり、合わせて日本語、英語、中国語、韓国語の案内が流れます。
一時は隣国の厚かましい態度の観光客で賑わったようですが、このような情勢になると案内が流れるだけでも気分が悪くなってきました。
中間のモハ車には6人まで使える個室も有り、帰り掛けに撮ろうかと思いましたら「予約済み」の表示がありました。そしたら、テツらしき男性が1人で乗車してました。
1室1000円で乗車できるらしいので、現役時代にはまず乗ることが叶わなかった設備に、1時間弱とは言え占領して楽しむことができるのであれば、1000円でも安いかもしれませんね。
復刻塗装の2002編成は平成26年2月16日が最後の運転となるようです。
入れ替わりに、現在検査中の2001編成が使用されるようですが、それもRSE車の改造が終了して入線するまでとのこと。
残された時間はそれほどありません。
さすがに40年選手の車両ですからバネはくたびれている印象・乗り心地でしたが、古き良き時代を味わえる豪華車両ですから、機会があったら是非乗ってみてはいかがでしょうか?
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