旧型国電 クモハ51852:身延線
身延線は、トンネルの断面が小さいことから、電化は早かったものの入線できる電車の構造に制限があることは良く知られています。
旧型国電時代は、現在とは違って特殊なパンタグラフは開発されていなかったため、標準のパンタグラフでも入線できるように、車体屋根側の高さを下げて対応しており、殆どの電動車に800番代の番号が付与されていました。
そんな経緯もあり、身延線入線に当たって特殊な形態をした電動車がいくつか存在しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/10/c5e76a55f4f11d57634590cb497bd6ac.jpg)
昭和56年7月23日 富士駅にて クモハ51852
形式はセミクロスシートのクモハ51を名乗っていますが、元は2ドア車のクモハ43です。
この車両は、3扉に改造してセミクロス化し、さらに、身延線用にパンタグラフ部の屋根を下げるため、後部に移して部分低屋根化を行っています。元パンタグラフがあった部分は、ベンチレータを新たに設置していますので、改造後にしては形態が整っている方ですね。
なかなか先頭には立ってくれない車両なので、キレイに撮ることはできませんでした。
戦争によりその形態の変更を余儀なくされた、彼もまた時代の申し子と言えるでしょう。
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身延線は、トンネルの断面が小さいことから、電化は早かったものの入線できる電車の構造に制限があることは良く知られています。
旧型国電時代は、現在とは違って特殊なパンタグラフは開発されていなかったため、標準のパンタグラフでも入線できるように、車体屋根側の高さを下げて対応しており、殆どの電動車に800番代の番号が付与されていました。
そんな経緯もあり、身延線入線に当たって特殊な形態をした電動車がいくつか存在しました。
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昭和56年7月23日 富士駅にて クモハ51852
形式はセミクロスシートのクモハ51を名乗っていますが、元は2ドア車のクモハ43です。
この車両は、3扉に改造してセミクロス化し、さらに、身延線用にパンタグラフ部の屋根を下げるため、後部に移して部分低屋根化を行っています。元パンタグラフがあった部分は、ベンチレータを新たに設置していますので、改造後にしては形態が整っている方ですね。
なかなか先頭には立ってくれない車両なので、キレイに撮ることはできませんでした。
戦争によりその形態の変更を余儀なくされた、彼もまた時代の申し子と言えるでしょう。
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