マル鉄・鉄道写真館

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JR東海 383系:急行「ちくま」

2019-02-09 01:14:00 | 国鉄・JR急行列車
JR東海 383系:急行「ちくま」


「ちくま」は、大阪と長野を結んでいた急行列車です。

昭和34年12月にキハ57系を使用した準急列車として誕生し、昭和36年のダイヤ改正から急行列車に格上げされています。

その後、旧型客車を使用し、寝台車両も連結した夜行列車を主体とし、中央西線の電化後は季節列車として165系や167系を使用した昼行列車も増発されています。さらにオンシーズンにおいては、客車の夜行列車も増発され、手元にある昭和54年の時刻表では3往復が設定されていました。

夜行列車については、旧型客車の撤退後、当時西日本や九州で見られた12系座席車+20系客車へと置き換えられ、さらに20系廃止後は14系客車へとグレードアップが図られています。
私も1度だけ大阪から塩尻まで乗車したことがありましたが、確かこの12系座席車+20系客車だったと記憶しています。ただ、乗車した時間帯が悪いだけに、写真は1枚も撮っていませんでした。

晩年は夜行列車のみの運転となりましたが、全国的な客車列車の廃止に伴い、平成9年からは特急「しなの」と共通運用の383系へと置き換えられました。



平成14年3月29日 新大阪駅にて 上り急行「ちくま」

新大阪駅での朝のゴールデンタイム。急行「銀河」を終点の1駅手前で下車し、撮影に興じました。
この時間は上下の目玉列車が錯綜し、「あかつき」「彗星」が不意にやって来たので写真に収めると、背後からいつの間にか到着していた急行「ちくま」に背後から襲われていました。

慌てて後部を撮影したのが上の写真ですが、ヘッドマークを見ると、なんと既に「回送」表示にされていました。そんな段取り良く作業しなくても良いのに・・・と憤慨。

結局、その後はこの列車に出会うことが無く、乗車経験がありながらも「回送」表示の味のない写真が最初で最後となってしまいました。

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