マル鉄・鉄道写真館

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交流電気機関車 ED751015

2017-10-22 01:56:00 | 国鉄・JR電気機関車(交流・交直流)
交流電気機関車 ED751015


最近の記事に関連して東北本線のED75を調べていましたら、偶然ですが、異なるシチュエーションで2枚の同号機を見つけましたので、ここにご紹介したいと思います。



昭和55年3月 青森駅にて ED751015牽引 24系 特急「ゆうづる」

過去ログ『寝台特急「ゆうづる」:ED75編』でご紹介済みの特急「ゆうづる」を牽引するED751015です。

1000番代は20系や10000系貨車を牽引するため、元空気溜引通しと電磁ブレーキ指令回路を追加し、ブレーキ増圧装置を搭載した区分番代です。後に20系カヤ21にこの仕組みを搭載し、さらにコキ10000系の撤退すると用途区分が失われ、他の一般型と共通で運用されるようになりました。



平成20年5月24日 大宮総合車両センターにて 検査入場中のED751015

上の写真から28年後、ふれあい大宮フェスタで公開された、検査入場中の1015号機です。
民営化によってJR貨物所属となり、後年になって裾部に白いラインが配されました。

59・2の貨物大合理化で初期車に大量の余剰車が発生し、さらにまだ経年の浅い700番代ですら余剰車が改造等で失われています。
そんな中でも比較的に古株の1015号機は生き永らえていましたが、既にこの時代でもレッドデータとなっています。おそらくはこの検査が最終で、最後に見られたピカピカの姿ではないかと思われます。

東北を代表する高速機として誕生し、僚機の中でも活躍期間が長かった幸運なカマではないかと思います。

ED751015号機

昭和43年 5月16日 新製 福島機関区
昭和43年 6月 7日 転属 青森運転所
昭和61年11月 1日 転属 盛岡機関区
昭和62年 4月 1日 継承 JR貨物 盛岡機関区
平成20年 4月 1日 転属 仙台?


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