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EF65PF重連牽引:臨時特急「あけぼの52号」返却回送

2014-11-25 00:31:00 | 国鉄・JR特急列車
EF65PF重連牽引:臨時特急「あけぼの52号」返却回送


今年もあと1か月に迫ってきました。
JRになって四半世紀も過ぎ、帰省ラッシュの臨時列車も新幹線とそこからアクセスする特急列車のみといった時代になってしまいました。
新幹線網が出来上がる以前は、さばききれない昼間を避けた夜行列車による大量輸送が行われており、高校時代は上野駅での乗客整理のアルバイトに精を出したものです。

車両が少なくなる増発時は、普段は団体列車や予備で待機している車両をかき集めて臨時夜行列車仕立てており、14系座席車のみの”運ぶだけ”を目的とした特急列車もありました。
今回はそんなシーンを1枚。



昭和60年1月5日 栗橋~古河間にて 回6105列車レ 

年末年始輸送でUターン客を東京へ運ぶために設定された「あけぼの52号」。下り客は見込めないので、上野到着後小休止の後に回送で秋田に戻ります。
設定された回6105レは急行スジで、福島からは列車番号が変わってしまいますが、東北本線内は臨時急行「まつしま」や団体列車で使われるスジです。

当時、与野駅に勤務していた私は局報を自由に見ることが出来ましたので、EF65が重連になることも当然分かっていて出撃した次第です。
この頃は、既に東北新幹線も開業し、定期客車列車も少なくなっていましたので、臨時と言えども客車列車を重連で牽くことは極めて稀でした。したがって、大変注目した訳です。残念ながら下り列車でしたので、光線状況が良くなかったのですが、それでも14系座席車10両を従えて牽くEF651000番代の重連は非常に貫禄がありました。昔からの「あけぼの」など定期特急でもまず見られることはありませんでしたから。

今では14系客車ですら絶滅してしまいましたね。客車最後の時代とも言える頃でした。
写真からのスキャンで画像が見づらいのですが、もしフィルムからのスキャンが出来れば差し替えて大きく見られるようにしようと思います。

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