マル鉄・鉄道写真館

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DD1611牽引:臨時快速「いいやま菜の花まつり号」

2021-11-07 01:04:00 | 国鉄・JR快速列車
DD1611牽引:臨時快速「いいやま菜の花まつり号」


JR東日本で最後まで残っていたDD1611ですが、プレスによるとどうも正式に廃車となり、解体処分になってしまうようです。

汎用型のDE10形ですら殆どが廃車になってしまっている時代ですから、国鉄時代に貨物運用が無くなってしまった超亜幹線用のDD16が残っていたことそのものが奇跡。というか、動態保存的な意味合いが強かったものと思います。

過去ログで『DD1611牽引:「パノラマ八ヶ岳号」』で唯一出会った同機の写真をご紹介しておりますが、今回は10年以上前に金町のHさんからご提供いただいた飯山線臨時列車の写真を再編集によりアーカイブさせていただくことにいたしました。


※平成21年5月2日、金町のHさん撮影。


平成21年5月2~4日、長野~戸狩野沢温泉間においてDD16が旧型客車4両を牽引する臨時快速列車「いいやま菜の花まつり号」が運転されました。
飯山線入線ということでDD1611が登板となっています。



桑名川付近にて



森宮野原駅にて



信濃白鳥付近にて

小さなディーゼル機関車が大型の客車4両を従える画は滑稽ながら、大変趣きのある光景です。
元々小貨物用の機関車であり、SGを持たないことから客車列車を牽引することは殆どありませんでした。大糸線では、急行「シュプール」をDE10とプッシュプルで引いた実績はありましたけど。国鉄時代では考えられなかったと思います。

客車そのものがほぼ絶滅状態となっており、長野地区では信越本線ですら分断されてしまったことから、これからの活躍を期待することもできないと思われ、JR東日本も維持困難と判断せざる得なかったことでしょう。

毎度貴重な写真のご提供、ありがとうございます。


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