マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 直流型電気機関車:EF58174・175(高崎第二機関区)

2018-10-19 19:58:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF58174・175(高崎第二機関区)


しばらく時間が開いてしまいましたが、EF58シリーズの最後を飾るナンバーである174号機と175号機をご紹介いたします。


174号機



昭和55年頃 EF58174牽引 急行「鳥海」回送



昭和55年7月23日 EF58174牽引 急行「鳥海」



昭和56年8月 EF58174牽引 急行「鳥海」

いずれも上り急行「鳥海」です、高崎第二機関区のEF58が牽引に当たっていました。
上野着の上り列車は夏場なら撮影が可能ですが、この「鳥海」は上野駅に到着すると推進運転で尾久客車区まで回送され、さらに尾久で牽引機関車をそのまま前後付け替えを行い、東大宮操車場まで回送するというパターンを廃止になるまで続けていました。
そのため、上りの営業列車よりも時間帯の良い東大宮への回送列車を目にすることが多く、高崎第二機関区のEF58としては、荷物列車と共に目撃例の多い列車でした。



175号機


昭和56年8月 単機回送

赤羽駅地平ホーム時代にキャッチした175号機の単機回送です。



昭和57年8月 EF58175牽引 2321レ

大宮駅8番線に到着した高崎行きの客車普通列車。115系化直前は12系に置き換えられてしまったようですが、上越新幹線大宮暫定開業の昭和57年11月まで運転されていました。
この列車、早朝に上野駅を発車しますが、次々と名前を変え、最終的にはその日のうちに信越本線経由で新潟駅まで到達していました。



昭和57年1月5日 水上駅にて EF58175牽引 急行「天の川」

初めて水上駅でのバルブに挑戦した時の写真です。
EF16とのコンビが有名な上越越えでしたが、既にEF641000番代に変わっていました。

ラストナンバーの175号機ですが、竣工日付で言うと最後は173号機だったようです。
最終型は側面窓センターのHゴム化が特徴でしたが、何故かこの175号機のみパテ押さえになっていたようです。


174号機
昭和33年 7月25日 東洋電機・汽車会社製 高崎第二機関区
昭和57年12月23日 廃車 高崎第二機関区

175号機
昭和33年 7月28日 三菱電機・新三菱重工製 高崎第二機関区
昭和57年11月 9日 廃車 高崎第二機関区