マル鉄・鉄道写真館

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小田急電鉄 7000形LSE車 特急「はこね」(リバイバル塗装)

2018-10-14 06:16:00 | 私鉄(大手)
小田急電鉄 7000形LSE車 特急「はこね」(リバイバル塗装)


小田急電鉄では、平成30年10月13日の「特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー」の開催をもって、LSEの営業運転が終了したそうです。

昭和55年に誕生して以来、歴代のロマンスカーの中でも一番好きなデザインでしたが、小田急電鉄そのものに撮影に行く機会がなく、さらにHiSEと同様の塗装となってからは全く興味が失せ、足を運ぶ機会は一度もありませんでした。

そんな中、LSE撮影のきっかけとなったのがリバイバル塗装によるオリジナルの復活でした。
ちょうど500系「のぞみ」や寝台特急「富士」「はやぶさ」の引退で小田原方面へ足を延ばす機会があり、デジカメ導入と共に仕事でも現場回りで小田急沿線への仕事も重なったため、何度か撮影する機会に恵まれました。

LSEについてはその殆どが過去ログで整理済みですが、特急「はこね」だけはLSE引退の機会を捉えてまとめようと残していましたので、ここに最後のアーカイブで締めにしたいと思います。





平成20年1月26日 「はこね11号」 小田原駅にて

LSEにリバイバル塗装が復活後、3度目の訪問で初めてオリジナル塗装を捉えることができました。





平成20年1月26日 「はこね12号」 風祭~箱根板橋間にて

500系「のぞみ」の間隔が開く時間を利用し、箱根登山鉄道の区間まで深追い。初めてこの区間での撮影をしました。既に3軌条では無くなっており、もっと早く来ていればと後悔。



平成20年1月26日 「はこね25号」 栢山~富水間にて

せっかく捉えたスジを見過ごすことが惜しくなり、500系「のぞみ」の撮影を捨てて、撮影を続行しました。





平成23年10月29日 「はこね8号」 経堂駅にて

好評のリバイバル塗装はそのまま走り続け、また捉える機会がありました。
この間も何度か小田急沿線に出掛けていますが、リバイバル塗装になかなか当たらず、371系「あさぎり」の撮影に行った際に同業者からの情報で撮影することができました。



平成23年10月29日 「はこね21号」 経堂駅にて

上り列車は出来が良くなかったため、上り折り返しまで待機。
やっときれいな順光の写真を撮ることができました。





平成23年11月13日 「はこね35号」 新宿駅にて

井の頭線の撮影の帰り、新宿駅の乗り換えで偶然にLSEを発見。
東日本大震災復興のステッカーも。



平成24年2月19日 「はこね7号」 新松田~開成間にて


平成24年2月19日 「はこね21号」 渋沢~新松田間にて

この日は、HiSE、RSE、そしてLSE更新色がすべて最終運用となったロマンスカー史上もっとも大きな転換を迎えた日。
残存が約束され、復刻塗装が2編成に増えるLSEとしては主役になれなかった日でした。



平成30年1月31日 「はこね45号」 新宿~南新宿間にて

現場回りの仕事が無くなり、小田急線での撮影の機会も全くなくなりました。
新宿での会議があった際、LSE引退のアナウンスがあったことからどうしても「ホームウェイ」の記録を残したくなり、帰宅時間を調整して寄り道しました。
この頃はまだ2編成とも残っており、「ホームウェイ」撮影前にもう1本のLSEに出会いました。



平成30年2月17日 「はこね2号」 豪徳寺駅にて

小田急電鉄複々線化完了に伴うダイヤ改正で多摩急行廃止などの動きがあり、午前中をメインに撮影。
偶然にも「はこね2号」に運用されている姿を捕らえました。



平成30年2月17日 「はこね23号」 新宿駅にて

「あさぎり」→「ふじさん」化に伴い、最後に「あさぎり」を待ち構えていると、またLSEに出会いました。

ダイヤ改正後は小田急線へ撮影に行く機会もなくなり、これが最後のショットとなりました。

他のロマンスカーと比較して晩年とは言えそこそこのカットが残せたので悔いはないですが、職場旅行というのが無くなってしまって以来ロマンスカーに乗ってもなかなかLSEに当たることが無く、惜しむらくは1度も乗車機会がなかったことです。


小田急電鉄:7000形LSE「ホームウェイ」
小田急電鉄:7000形LSE「さがみ」
小田急電鉄:7000形LSE「スーパーはこね」
小田急電鉄 7000形LSE車 特急「はこね」(新塗装)