マル鉄・鉄道写真館

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平成28年ダイヤ改正:特急「しなの」運転区間短縮

2015-12-23 18:35:00 | ノンジャンル
平成28年ダイヤ改正:特急「しなの」運転区間短縮


平成28年3月、JR東海のダイヤ改正において、特急「しなの」の伝統的運転区間であった大阪~名古屋間の廃止が発表されました。





昭和43年10月1日、いわゆる「ヨンサントオ」ダイヤ改正において、キハ181系の初導入と共にキハ91系急行「しなの」からの格上げにより、名古屋~長野間の特急列車として運転を開始しました。

昭和46年4月に大阪~長野間の急行「ちくま」を特急に格上げ、この際に大阪~長野間の特急「しなの」として40年以上、新幹線との併走ながらも長らく東海道本線を走り続けてきました。


381系振り子型特急電車の導入後においても、大阪発着の「しなの」にはキハ181系が使用されており、完全撤退まで大阪駅で唯一見ることができるキハ181使用の特急列車でもありました。
私が初めて大阪に連れていってもらった際、8時台発車の良い時間でありながら、旅館の朝食の時間と重なっていたために撮り損なってしまった、非常に悔いの残る列車でもありました。


新幹線から乗り継いだ方が当然にして所要時間が短くなる訳ですが、ここまで長く残っていたということは、この区間の需要がそれほどあったのでしょうか?


私が最後に撮影したのは平成21年。



東海道本線 近江長岡~関ヶ原間での1コマ。
基本6両と付属4両の堂々10両編成でした。これには正直驚きましたが、民営化されてから列車キロの調整とかビミョーな会社間の取引もあったりするので、その辺の事情もあるかもしれません。


特急「しなの」自体は、中京圏と長野圏を結ぶ重要な速達手段ですから無くなることは無いと思いますが、永く伝統であった区間が廃止になってしまうのはやはり時代の流れと感じざる得ません。
いや、むしろ今まで良く残っていたな・・・というのが正直なところです。

私自身、この特急「しなの」については何故か中央西線内で撮影したことが1度もなく、その殆どが東海道区間でした。
既に過去ログにてすべて整理してありますので、下記リンクにてご覧ください。

381系~383系:特急「しなの」