ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

育苗プール、水入れた!

2021-05-09 09:50:03 | 米つくり

 種まきから19日、発芽から11日、なんとかプール育苗に移れたぜ。

 相変わらず発芽、生育のばらつきが大きくて、水を入れる時期についてはずいぶん悩んだんだ。順調に育ってるものはすでに5センチを超す丈になってるのに、遅れて芽が出たものなど、ひょろっと2センチ弱!なんてものまである。それでも、プールの底面が均平に均されてりゃ、苗箱ぎりぎりの水位にすればいいわけなんだが、これが山あり谷あり、とまでは言わないが、凸凹の田舎道!水没しそうに深いところもあれば、反対側じゃまだ水も来ない、なんて傾斜地になってたりする。

 迷うわけなのさ。今日か?明日か?さらに数日待つか?

 だが、いつまでも待ってたんじゃ、プールになる前に田植えになっちまう。いや、その前に病気でも発生したら取り返しがつかない。て、言うか意味ないぜ。かなり前のことだが、事情あって、水を張らずに苗作りを終わらせたことがあった。この時の田植えは悲惨だった。育苗後期から病気が出て、田植えしたその日からどんどん枯れてしまったんだ。

 早く水張ってくれよ、って声が聞こえて来る。なんたって、イネは水生植物だからね、さっさと水の中でのんびり根を張り巡らして生きたいのさ。

 どうせ入れるなら、朝から始めよう。午前中の散水の手間が省ける。

 今年は底張りビニールを新しいものに替えたから、水漏れもないだろう。プール一面7~8分あれば溜まる。注水開始!

 その間に、側壁に利用している丸太のずれを直していく。水漏れしないように、2枚重ねのビニールを引っ張って、プールを補強。さらに、明らかに高そうな個所はビニールを持ち上げて、手を突っ込んで余分の土を掻き出す。

 2面目、3面目と水を入れていく。あんなに、几帳面に均平化を図ったばすなのに、片側は箱水没、端は箱の底にも水到達せず。何年やっても、目視なんてのはあてにならんものだぜ。まっ、全体に水が届いて、苗そのものが水没しなけりゃいいのさ。それも経験済み。

 あちらを直し、こちらの土を掻き出ししながら、どうにか6面のプールが完成した。

 こうなりゃ、あとは楽なもんよ。上掛けのシートも取っ払えたし、ハウスの側面開閉も気を使う必要がない。30度超しの日射だろうと、雨降りの寒気だろうとへっちゃらだ。水に浸かったイネは、ほんと、逞しいんだ。あとは、追肥をどうするか?そのくらいだぜ、手立てとしちゃ。

 よぉぉし、薪切りに精出すぞ!って気合い入れたら、あっちゃぁぁ、雨だぜぇぇぇ。

 


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