ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

冷笑も悪くない!

2024-03-26 09:40:47 | 社会
冷笑系が若者の生き方らしい。
熱中とか、懸命とか、必死とか、夢中とか、から距離置いて、斜め横から薄笑い、って処し方かな?
ひろゆきみたいに、論点ずらしや揚げ足とりで議論をなし崩しにして笑うとか、成田祐輔なんかの敢えて炎上を楽しんで人気博すとか。

今の世の中にマジ怒ってるジジイからすると、ふざけんな!って腹立つことも多いんだが、
待てよ、それもありかも、なんて感じたりもするんだ。

冷笑てのは、テーマにのめり込まない身の置き方、あるいは、何事も頭から信じ込まない批判精神に通じるんじゃないだろうか。

これってちゃちゃ入れる精神と同じ、つまり、漫才ののツッコミさ。

バカやってんじゃねえよ、とか、それあり得ねえから、って別の視点を提供することで、笑いのめす。
しごく真っ当な批評行動じゃないかって。

こういう、ちょっと退いて別の視点から物事を見てみるって大事だと思うのさ。
ただ、今時の冷笑は、対案や行動につながらないってことと、強者の側に寄り添っていたり、自己保身の衣装だったりすることが問題なんだよな。

今の世の中、嘲りや馬鹿笑いの標的はいくらでもあるんじゃないの。
裏金ガッポだろ、ダンサー口移しチップだろ、緊縛二次会だろ、エッフェル姉さんたちだろ、いやぁ、切りないくらい、お笑いのネタはばら撒かれてるんだぜ。

青筋立てて怒り告発も悪かないけど、一歩二歩引いて、アホじゃぁ!って笑ってやるのてのもあるんじゃないの。

そう、問題は冷笑にあるんじゃない。

あざ笑う者がどこに立って、どんな方向から笑うのかってことなんだ。

金力、権力、支配力の側に無意識のうちに身を置いてたら、そりゃこびへつらいの下卑た笑いになるぜってことだ。ほらほら昔の太鼓持ち!お大尽様の腰巾着。

なんも権力批判とか、弱者の味方なんて立ち位置はいらんさ。おかしいものを嘲る健全さをもっていたいってことか。
いや、健全てのも眉唾だな。

自由な精神、くらいのとこにしておこうか。
ちょっと身を引き、笑って元気!こう行こうじゃないか。

あっ、今日の笑いは、二階ジイサンの



「バカヤロウ!誰だって歳はとるんでぇ」かな。


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