ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

国会審議、官僚の声が聞こえた?

2020-01-30 09:07:25 | 世の中へ

 官僚➀「眠い!うーーーーーん、眠くてたまらん。開会前にコーヒー5杯もがぶ飲みしてきたのに、まるで効かない。そりゃそうだ、予算委員会始まって1週間、毎晩帰るは午前1時過ぎ!まともに寝てないからなぁ。おっと、いかん、瞼が重くなってきた。ぎりっと腿つねってぇ、目を覚ませ。テレビカメラ入ってんだ。船こいでるとこなんて映されたらことだぞ。もう、何でもいいから質問してくれ。座ったまま質疑聞いてるだけなんてたまらん。・・・」

 官僚②「ちょっと、おっさん!いや、大臣!そこ、読むページ違ってるって。ちゃんと開いて渡したでしょ。なんでわざわざ別のペーパー読むの。あ、ほら、読み方間違った。もう!そこまでフリガナ振らなきゃならんですか?ま、まぁ、親分からして、「募ると募集は別」なんて言って笑われてるくらいだから、うちの大臣なんて推して知るべしだけたどな。・・・大臣!その棒読み調、なんとかならんですか?練習しましょう、って言ったのに、「馬鹿にすんな、俺は大臣だぞ!」って、ただ順番回ってきたってだけでしょうが。レクチャーも要らない、どうせ、次の内閣改造で終わりだからってそりゃその通りなんですけど。せめて、在任期間、後ろ指差されず全うしてくださいよ。地元で面倒見いいだけじゃ、首飛びますよ。あのオリンピック担当相みたいに。あっ、ダメです!余計なこと喋らない!野党に突っ込まれます!」

 官僚③「そうです、そうです。『プライバー保護の観点から調査はいたしません。』それ続けてください。『関係書類は厳正なる公文書取り扱い規約に則り正しく廃棄しました。』何度でもその答弁繰り返せばいいんです。いいですか、くれぐれも、相手の挑発に乗っちゃいけませんよ。大臣、興奮すると、「まさに」と、「いわば」の連発になるんですから。突っ込まれます。そうです、何言われても平気の平左。蛙の面に小便でやり過ごしてください。公私混同、厚顔無恥が取り柄、あっ、失礼。大義の前の小事、野党のピーチくぱーちくなんてなんて柳に風でやり過ごしましょう。この国会乗り切れば、オリパラ待ってます。桜なんてすぐに忘れられます。ここが頑張りところです。いいですか、お仕えして支えきった私の功績、忘れないでくださいよ。次の人事、事務次官、期待してますよ。」

 官僚④「まったく、野党てのはどうしてこうも些末なことばかり突っつくんだろ。公私混同だぁ?人間、誰だって自分の腹肥やすために働いてるんだ。世話になってる後援者呼んで何が悪い。おべんちゃらしてくれる芸能人招いたからってどうなんだ。反社だって、応援してくれるなら可愛い連中よ。奥さんだって、ファーストレディーだ、好き勝手やるさ。それが天下取るっことなんだ。悔しかった選挙で勝ってみろ!十把一絡げでも半数取れない雑魚どもが。この国は官僚で回って行くんだ。私たち、優秀な東大卒が社会を取り付切っているんだ。文句があったら、東大入れ!上級公務員になれ!優秀な官僚と海千山千の政治家ががっちり手を握り合って行けば、この国は安泰なんだ。・・そう、いずれは政治家の仲間入りも悪かない。そのための裏方仕事、今は辛いが、卒なくやり遂げてやるさ。」

 なぁんて声が聞こえて来る気がする国会中継、見続けている。

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