ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

K-POP聞きながら農作業

2023-09-26 10:11:10 | 音楽
すっかりK-POPにやられちまったぜ。
農作業、ったらK-POP!腰にぶら下げたJBLGO3で、SpotifyのK-POPミックスを流しっぱなし。夜は夜で、ユーチューブでミュージックビデオに釘付け。
とうとう、菜の花座メンバーにPSY

とかBlackPink

の曲躍らせようとしているし。年寄りの恋病?なのか。
何にこんな惹きつけられてるんだろ?
ここまで惚れ込んでるんなら、ちっとはK-POPの歴史も覗いておこうか。
数ある紹介本の中から選んだのはこれ。
『K-POP現代史』山本浄邦著。

うん、いい本だった。
朝鮮の歴史背景から丁寧に教えてくれる。日本の植民地時代、独立後の苦難の日々とその時々の音楽、時代に翻弄されながらも自分たちの音楽を守り築き上げて来た朝鮮、韓国の人たち。うん、なるほど、すぐ隣の国だって言うのに、まるっきり知らないことだらけだった。もっと、詳しく学ばないとな。
K-POPの前史となるボップミュージック編では、時代を代表したミュージシャンの音楽を動画で聞きながら、本を読み進めた。こんなことできる時代になったんだ!って、今さら腰ぬかすな、ジジイ。
韓国演歌からヒップポップ全盛時代のソテジ・ワ・アイドゥル、ソロシンガーのBoaとか、さらには10年ほど前の少女時代、KARA、さらには最近のTWICE、NizU・・
ざっとだけど、聞いては読み、ページをめくっては動画を探す、こんな読書の仕方初めてだった。
面白い経験じゃあったんだが、どうも、違うんだよなぁ。俺がはまってるK-POPとは色合い違い過ぎる。
Spotifyで、のべつ幕なし聞き続けてんのは、女性グループならBlackPinkや(G)I-DLE 、男性ならBTSとかStray KidsとかEXOなんか、それも新しいものらしいんだ。なんだい、そんなことも知らなかったのか!まっ、そんなもんだ、ジジイのオタク?なんて。
彼らの音楽の何に惹かれてるんだろ?
この本の最終章読んで、なんとなくわかった。
魅力、あくまで俺が惹きつけられてる部分って、一つはラップなんだってことを認識できた。ただし、ラップ一辺倒じゃなくて、魅力的なメロディとが交互に行き交う曲の構成、これがいいんだなぁ。
それとバック音源の多彩さ、ジャズがあったり一昔前のロックフレーズが何気なく流れたり、中近東民族音楽なんかもちらっととりこまれてたり、そう、そんなちょっとした仕掛けにニヤリとするのさ。
やっぱり今のグループはもはや世界を相手に音楽活動してるから、そこが決定的な相違だな。日本市場を目指してたBoaなんかとは。日本の少女たち相手だと、どうしたって、子どもっぽくなっちまうもの。坂アイドルの曲聞いてればわかるだろ。
そう、最後の決め手は、戦いに裏打ちされてるってことなんだ。これは韓国音楽の伝統なんだってことだ。戦う大衆音楽、その精神をしっかり受け継いでいるんだよな、BlackPinkやBTSは。
と、いうことで、ちょっと頭でっかちのP-POP歴史散歩は終わり、自分なりに納得したら、後は気に入った曲にのめり込むばかりだぜ。


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