ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

れいわのボランティアして気付いたこと、その➀!

2022-07-13 18:09:00 | れいわ新選組
 ボランティアしたって言ったって、たかが知れてるんだよ、街頭でチラシ配ったり、ポスティングしたり、キムテヨンさんの街宣にくっついて行ったくらいだから。胸張って、ボランティアやったぜぇぇ!って威張れるほどのものじゃない。
 ただ、このブログでも何度か書いて来たし、読んだ人もいたろうから、まず、選挙終われば報告の意味で、ボラの感想、くらい書いておこうかい。

 れいわのチラシ入れるために家やアパート回ったわけだけど、意外に思ったのは、さほど高級とは思えないアパートの駐車場で結構値の張りそうな高級車に出くわしたことだ。
 うわぁぁぁ、金持ちぃぃぃ!って瞬間思ったけど、これ多分、ローンの借金かなり残ってんだろうな、生活費削って返済してんのかもしれんよなぁ、って思い直した。ここらの給料じゃとても無理だもの。いや、ほんとに金持ってんのかもしれない、そん時はごめん。
 それにしても多いんだぜ、このパターンが。
 で、そこから飛躍して考えたんだ。これが、自民党圧勝の理由じゃないかってね。借金返済しながら外車乗って、満足感に浸る、暮らし苦しくとも、その一点で納得しちまう、これだぜ、若いやつらの感覚は。
 ここからわかることは二つ。一つは、貧困の底辺層を除けば、低所得レベルでもそこそこの暮らしができてしまう社会だってこと。しかも、気を紛らわす仕組みが整ってるってこと。借金背負ってても、なんとか生きられる。これ、奨学金の返済抱えて社会に出て行く大学生も同じような諦念と儚い希望にすがって日々を過ごしているんじゃないか。
 このそこそこの充足感からは、変革の意識は生まれないってことが二つ目。
 なっ、このまんまで結構だって、思えば、投票に行く気にゃなれないし、行ったところで、投票先は自民党!こうなるよな。
 田舎なんて、最低賃金も低空飛行だし、工場じゃ3交代や2交代、夜勤なんてあったりめえよ!ちょっと引いて見つめてみりゃ、おい、こんなに働いて、こんな待遇かよ!っ文句の一つも出て当たり前の現実なんだけど、まっ、車も買えるしな、節約すりゃローンも返済できる。これ以上何を望むって言うんだ?
 生かさず殺さずてのは、何も徳川様の百姓支配の仕方ってだけじゃない。いや、違う。生かすのさ、そこそこには!そこが封建社会とは違うところだ。
 不満はあるさ、きっと。でも、どこへどうぶつけて行くか、知らねえよ、そんなこと。ストとか争議とか、そんな経験ないしなぁ。ここら田舎の企業じゃ、組合なんてないか、あっても親睦組織。まっ、総理大臣が経営団体に掛け合って、賃上げ要求してくれるって言うし、それを待つか。じゃ、やっぱ、自民党じゃね?
 なぁんてとこが、高度成長以降ずるずると続いてきた日本の現状なんだろうな。
 ジェンダーギャップ指数、最低レベル?えっ、うちなんか二人して働いてるぜ、そんでなきゃ食っていけねえし。平等だろ?報道の自由度ますます低評価?へぇ?そうなのか!俺、ニュースとか見ねえし。ゲームとSNSありゃそこそこ時間つぶせるし!
 出たっ!そこそこ。
 うーん、この”そこそ満足”の壁、いつになったら壊せるのか?どうやったら気付くのか?
 もう、かなり虫食いだらけなんだけどなぁ、この壁、堅固そうに見えるけど。崩れてから縋りつこうとしたって、会社も社会も知らんぷりなんだけどなぁ、おい、どうするよ?
 <写真、チーム宝塚さんからお借りしました。>
コメント
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