ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

チップソー研磨機てのがあるんですよ。

2022-07-12 15:37:54 | 暮らし
 まぁ、街中に住む人には縁がないだろうな。チップソーってものからして分からんだろ。ほら、草刈り機の回転刃さ。昔は鉄製円盤の周囲が切り込まれていて、そこを削って刃にしていた。今は、進歩したからねぇ、先端に小さく鋭い鋼鉄製チップが多数埋め込まれていて、それが草を刈り払う仕組みになっている。
 これだと切れ味も良く、刃先も固くて摩耗しにくいんで、今じゃ99%、このチップ埋め込み式のものが使われている。ただし、すり減ったからって、研ぎ直すってわけにゃいかない。持つには持つがせいぜい1シーズン、下手すると1年に2枚使い切ることだってある。
 なので、安物をまとめ買いして、じゃんじゃか使い捨てるってやり方をしてきた。でも、これってもったいない話しじゃないか。チップは丸くなっちゃいるが、とことんすり減ってるってわけじゃない。チェーンソーのソーチェーンと同じ、切っちゃ研いで切っちゃ研いで使えば、1枚の替え刃も何回か活用できるはずだ。
 調べてみたら、あったぜ、あった!チップソー研磨機?研ぎ名人!
 先人利用者のコメント見ると、諸手を上げて推薦、ってわけじゃないが、慣れればこまめに研いで1枚を3~4度は使えるってことだ。そうか、これはいいなぁ、資源を無駄にせず、替え刃の購入経費も節約できる。
 このところ、切れ味の良さ求めて高級替え刃を使うようになっていたから、これだと、石に当たってチップ飛ぶ、なんてことも少ない。埋め込み技術が優秀なんだ。チップが無くなってちゃ、研ぎようもないが、この1枚3000円クラスなら、研ぎ名人のお世話になってもいいかな。
 価格はアマゾンの割引特価で16,076円、ちょっと高いが、1枚の替え刃を3回研ぐとして2枚分で十分元が取れる計算だ。息子からもらった父の日プレゼント=アマゾンギフト券もあることだし、いいんじゃないか。
 メーカーも、薪切りじゃ欠かせない必須アイテムになってるソーチェーン研ぎ器のニシガキ工業、信頼できる。よしっ!
 取説片手に睨めっこすること30分。そうか、そうか、回転やすりを刃に当てて、研磨するってわけだ。ようやく構造、理解できたぜ。
 さぁ、摩耗した替え刃をセットして、

 あれこれ難しいのはやすりとチップの当たり具合の調節と固定の仕方だ。なぁに、原理がわかりゃ大したことじゃない。
 さぁ、この丸まったチップ先端がどこまで鋭く研磨し直せるかな?
 電源オン、作業開始。やすりを慎重にチップに当てる、1秒~2秒、火花が飛んで、そのチップ研ぎ方終わり、早っ。やすり付きモーターを離して、手で円盤回して次のチップを固定、そっと当てる、ぐぃーんと削れる、・・・の繰り返しだ。ソーチェーンの時と同じように、研ぎ始めのチップに印をつけておくのを忘れちゃいかんな。この辺の研磨作業、ソーチェーンで手慣れたものだぜ。垂直部分を削ったら、やすり付きモーターと替え刃の位置を変えて、同様の作業。、ゆっくりし、慎重に。
 替え刃1枚、10分弱、おお、簡単なもんだぜ。研ぎ終えた刃の先端写真撮り忘れたが、新品同様!ってわけにゃいかんが、見た目にも手触りでも鋭くなったのがわかった。これは使えそうだな。
 今日、研いだ刃は、今週末の中ノ沢登山道整備の際に試し使いしてみよう。
 手間はかかるが、使い捨てから一歩遠ざかれたってのは、気持ちがいいなぁ。たとえ、切れ味の戻り具合は大したことなかったとしてもな。

コメント
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