事件だ！水道橋博士参議院選出馬表明！！

　ツイキャスって知ってる？

　ユーチューブの１種？くらいに思ってたら、ちょっと違ってたんだなぁ。ライブ配信なんだって。昨日は水道橋博士の「アサヤン」って配信番組を見た。有料配信ってことで、事前に１０００円の料金支払ってね。だってさぁ、「輝く我が名ぞ、反維新タイガーズ！」って、駄洒落の効いた特集で、国会議員の米山隆一も出れば、山本太郎と大石あきこも出るって超豪華トーク番組なんだぜ。

　テーマはもちろん、維新の暴圧にどう立ち向かうかって話しだ。水道橋博士、維新の松井大阪市長から名誉棄損で訴えられてるんだが、それは、ほとんど根も葉もないこじつけで、訴訟したり訴訟ちらつかせたりして、相手を黙らせようって卑劣な方法なんだ。だって、水道橋博士は金子さんって人、一緒に出演してた、のユーチューブをリツイートしただけなんだからな。松井の過去を洗った内容なんだが、その発信者の金子さんは訴えられずに博士だけが訴えられた。博士がねちこっく松井市長を追求してたんで、うざかったからなんだろうな。この際、脅して口を封じてやれ、ってこれ維新がよくよく使う手段なんだ。橋下徹がその先鞭をつけたみたいなんだけどね。

　こういうのスラップ訴訟って言って、金と権力を持つ優位者がうるさい弱者を鎮圧し睥睨するためのものなんだ。れいわの大石あきこはその橋下から訴えられている。あいつ、楯突く、生意気だ、黙らせてやれ、って魂胆でね。

　水道橋博士はこの訴訟の被告にされたことで、テレビマスコミの仕事を干され生活も苦しいものになってるのに、片や、松井や橋下は出ずっぱり、これおかしくねえか？不公平じゃねえか？そんな口封じのために訴訟乱発するのを法律で禁じようよ、法制化しよう、ってのが、博士の強い願いなんだ。

　その気持ちを山本太郎の街宣で問いただしたら、なんと、れいわから参議院選挙出ませんかって、驚きの逆提案になった。一時は気持ちも揺れたようだが、供託金比例区だと６００万円って聞いて、やっぱ、止めた「２００万パーセント出馬しません」ってツイートになっていた。が、どうも、本心の方は？？？？

　微妙だなぁ、もしかして、このツイキャスで出馬表明あるんじゃないか？

　やっぱり！トーク番組２時間くらいたったところで、ついにこの話題になり、ついに、って言うか、どうも博士は最初からこの演出考えてたみたいなんだが、山本太郎と大石あきこに詰められる形で、「選挙に出ます。すべてリーダー（山本太郎）に委ねます」って出馬表明となったんだ。

　いやぁ、これはある意味、歴史的瞬間だなぁ。

　こんなトークショーの中で、突然の選挙出馬表明ってないだろ？それも芸人だ。たけしの弟子の漫才師だ。でも、決して面白半分、人気稼ぎの政治家転身なんかじゃない。スラップ訴訟反対という当事者として明確な主張を持って名乗りを上げたんだ。ものすごく勉強もしている。ツイッター見るだけでもわかるが、鋭い指摘を随所に含む著書も多数ある。舌鋒も鋭く議員としての適格性は抜群だ。何より、誠実だ。

　れいわの支持者昨夜から大騒動。ツイッターのトレンドにも上がりっぱなしだ。これでまた一つ、れいわへの関心が広がる。大手マスコミ、テレビ局がかなり意図的にれいわを無視しづけてるのも、これで流れが変わるかもしれない。ほんと酷いんだ、マスコミのれいわ冷遇は。先日も朝日が東大組んで実施した政局アンケート調査、各政党の支持率で、国民民主の１％まで上げながら、れいわは一切触れることなし。あり得ないだろ、今どこのアンケートだって、国民よりれいわの方が支持率高いのに。

　だけど、一番大きいと思うのは、ツイッターやツイキャスが候補者決定の場になったってことだ。事前に、裏で打診して了解を得る、とか、希望者を募って選考、なんてやり方じゃない。ましてや、二世、三世を担ぎ上げるなんて封建遺制じゃさらさらない。政治にもの申したい人たちの日頃のSNSのやり取り見て、話が進んで行く、これは新しい形だと思うぜ。

　今、政治に欠けているのは、この部分だ。SNSを通して様々な情報が伝わる。それも、人気があり、面白おかしく発言できる人たちが、政権やスポンサーへの忖度一切なしで、発信し、行動して行く。若者の政治ばなれを変える一手になるかもしれない。

　ただ、中高年の勝ち組の維新的弱者切り捨てやネトウヨ的フェイクや差別意識は変わらないだろうし、ジジババの方は、ロシアと同じ、テレビ頼りは変わらないだろうけどな。

　まずは、小さな穴だが、水道橋博士がザクッと突き刺してくれた。この蟻の一穴、大決壊に導いて行かなくっちゃな。