ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

花巡りラン!

2022-05-07 09:55:16 | ランニング

 田んぼの準備終わったら、ちょっとは長いとこ走らにゃな。ほれほれ、天童ハーフマラソン、2週間後だぜ。

 よしっ、午前中にトラクター耕耘済ませて、午後は走るぞ。って固い決意もこの暑さ!日差し突き刺さって、真夏だぜぇ。しかも予報に逆らって、風も吹いて来やがった。晴天で風速5メートルって、それ違反だろ。ますます、萎える。決意はしぼむ。

 が、この先1週間近く、こんな夏日が続くらしいし、だったら、やっぱり走っちまおう。夕方、少しは涼しくなってからな。距離も短くしてな。

 身体、重っ!足上がらねぇ。久しぶりってわけじゃないのに、ははぁん、これは農作業疲れだな。そうだろそうだろ、肥料散布、堆肥撒き、そしてトラクター耕耘、連日働きづめだものな、疲労もたまるさ。これじゃせいぜい7キロが限界だな。軽く回って帰って来よう、って走り出して2キロ、おおっ!

 見事な菜の花群生!そうかぁ、毎日茎立ちの花芽摘んで食べてんだもの、花の季節なんだよな。この明るく伸びやかな光景見たら、ちょっと元気になった。すぐに戻らずも少し先まで行くか。

 亀岡通過して、果樹地帯に入ったら、今度はリンゴの花が満開だぜ!

 桜と違って葉も一緒に出るから、目立たないけど、ほんのりピンクの蕾といい、純白の花びらといい、よく見れば美しいんだよ。なんか、止まってばかりだけど、これは写真におさめなくっちゃ。

 さて、6キロ走行、ぐるっと回って帰り道、あっ、芝桜!そうそう、この家はいつも道端にきれいに咲かせてくれてくれてるんだった。ありがとう。

 コースに戻れば、あらっ、向かい側にも不思議な色合いの、八重咲の桜かな?ぼってりと贅沢な花付きだぜ。

 気分が晴れてきた分だけ。体も軽くなってきて、ペースは上がらないものの、足は軽やかに前に出るぞ。さぁ、元のコースに戻ってきた。あと、3キロでゴールだ。と、先を見れば、なんと、なんと見事な遅咲き桜の群落!

 へぇー、こんなところに植わってたんだ。道路から奥に入った川沿いの農道、こんな道歩いたこともなかった。堤防上の道、どこまで続くんだ。この先の小学校裏の親水公園には通じているはずだが、その先は?我が家近くの桜堤にもつながってるのか?30年以上も暮らして来て、通ったことがないなんて!

 よしっ、この道を走って帰ろう。途中、行き止まりってこともないだろう。

 畑の横を走り、小さな林を抜けて、さながら林間コースだ。適度に起伏もあって、クロスカントリーの気分も味わえる。なぁんだ、こんな心地よいコースがあったんだ。これからはこの農道も、ランニングコースに昇格だな。

 結局、川沿いの農道は、二つの川の合流地点で途切れて、そこからは横に橋を渡って、元の舗装道路に戻ることになった。ラスト1キロ、強い向かい風に押し戻されながらもどうにか走り切って、10.8キロ、平均ペース6分31秒/キロ。何だかんだ、そこそこ走れちまったじゃないか。

 花に癒され、花に励まされた10キロランだったぜ。それにしても、スマホのカメラ、精度悪いなぁ、遠景になるとたちまち粒子粗くなる。まぁ、安物だから仕方ないけど。

 

 

コメント
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