ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

薪切り開始!えっ、春なのに???

2018-05-02 08:54:12 | 暮らし

 春から薪作り始めるなんて、珍しいじゃねえか!いつだって、秋口からだろ、よくって、盆過ぎ。農作業の超多忙をどうにかやり過ごし、背後に迫ったストーブシーズンに慌てふためき、夢中で薪割り、こんなやっつけ仕事でしのいできた。去年なんか、秋雨がのべつ幕なし降り続き、野積みの薪材はびしょ濡れ、ストーブの着果も悪くずいぶん苦労した。こりゃいかん!少なくとも夏までにゃあらかた刻んでおかなくっちゃ。

 春先だって、農作業、暇ってわけじゃない。畑はもちろん、稲の育苗に田んぼの準備、やらねばならぬ!ことは、原稿締め切りのように追いかけて来る。体だって、まだ、冬眠モードが完全復活したわけじゃない。なのに、もう切り初めだ。すでに2日続けて薪材を刻んだ。

 たわいない理由なんだよ。いや、理由って言えるかどうか?薪材の購入先が変わったってだけのこと。これまで薪材もらってた米沢地方森林組合が、事業見直しってことで、広葉樹の伐採しばらく中止、ってことになったんだ。これは、困った。どこか別の業者を見つけなくっちゃならんが、どこも、割った薪での販売が主で、原木で供給するとこなんてない。すでに割ってある薪なら、楽にゃ楽だが、薪作りの楽しみ、苦しみ、が取り上げられちまう。それ以上に、加工してある分だけ、高い。

 ネットやらなんやら調べてみたが、結局、森林組合からの紹介で南陽市吉野で新規に仕事を始めた薪ストーブ設置、薪販売の会社「ウィル」に頼むことにした。ホームページなんかもしっかり作ってあるし、ここなら大丈夫かな?価格も森林組合価格を継承してくれるってことだし。って、ことで、5立米を注文した。例年より多めに頼んだのは、この冬薪飢饉に悩まされたことと、1立米の量が少ない可能性もあるかもしれん、って思ってね。

 2メートルものなら、すぐに届けられますけど、ってこと。いいよいいよ、それでもらうって即断して、届いたのが4日前。さて、どんな方法で運んでくるものやら?森林組合のあの巨大にシザーハンド付きのトラックなんて持ってっこないよな、とすると、やっぱり、クレーン付きトラックだった。

 道路からちょっと引っ込んだ薪置き場、しかも狭いうえに枝を広げた桜やヒマラヤスギが邪魔して、作業は大変だぞ、きっと。案の定、かなりの思案投げ首。ああでもない、こうでもない、考えあぐねて1時間超、どうにか、きれいに積み下ろしてくれた。作業にあたったのは30代の若い衆、社長なのかな?新規事業に真っ向からぶち当たってるってるって感じで好感度だったが、持ってきた薪材の樹種についてはまったく知らない!ってそれはないぜ。まっ、これから大急ぎで勉強していってくれよな。

 届いた薪材は、ぶっとい!しかも2メートルものだし!こりゃ切るのに苦労するぜ。量としちゃちと少な目かな?積み方が変わったので割ってみなけりゃ判らんが、5立米で不足となると、厳しい。まずは、早めに薪にして、足りる分量かどうか、見極めないと。ってこともあって、春先からの薪作り作業になった。っていかにも風の理由つけてみたが、なぁに、新しい業者からいろんな樹種の木が届いて、嬉しくなってついつい始めた、ってことなのさ。

 まずはどんどん33センチ長さに玉切りして、軒下にため込む。こうすりゃ、雨でしけってしまうこともない。割る方は、雨降りの時にでもすればいい。半年ぶりのチェーンソーも、一度刃を研いでやったら、その後は切れ味快調!中腰姿勢は辛いが、1日、1棚分くらいは刻んでいけそうだ。冬前の切羽詰まったやっつけ仕事とは違う。ゆったりのんびり、暇を見つけて楽しんでいこうか。

 

コメント
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