泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

頭が切れる人、に再会

2016-06-02 22:47:34 | 丹下一の泡盛日記

今日は都内まで入院中の先輩のお見舞いに出かける。
一昨年の暮れ、仙台でOCT/PASSが上演したお芝居、もちろんニュートンこと石川裕人大兄の作、初演演出作品なのだけど。
これが生まれるきっかけになった短文を書いた人だ。
この文章を読んだ大兄が電話をしてきてこの先輩に繋いだことがある。
もう30年近く前の話だ。
井戸を掘った人のことを仙台の若い演劇人たちに話したことを伝えねば、とずっと思っていた。
会うなり驚き、嬉しそうに「なんだ! たんげくんじゃないか!」と握手を求めてくれた。
話に花が咲く。
この先輩が「仕事」をくれたことがある。
「ごみをちゃんと分別しましょう」という寸劇をそうそうたるメンバーが演じたなかに混ぜてもらった。
ギャラまでもらい嬉しかった、と話したのだけど、そんな些細な話はもうすっかり忘れているのだった。
看護師の方が彼を訪ねてくる人が多い、と驚いている。
そして、「頭が切れる人です」とも。
だよなあ。
頭よすぎたのかなあ。
世界が見えすぎちゃったのかなあ。
歌舞伎町で5カ国語を駆使してキャバレーのマネージャー。
マネージメント能力、高いもんなあ。
違う現場でも駆使できたのになあ。。。
再訪を約束して別れる。
ゲートぎりぎりまで送ってくれて、そこでも立ち話になる。。。
移動して明大前のキッド・アイラック・アートホールでビル全体を使った彫刻展を観る。
こういうことやりたいんだよなあ。
イメージはしっかりあるんだけどなあ。。。。
コメント
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