夕方から三田で取材。
慶應大学近くの、とあるオフィスで
1時間半ほどのインタビューをおこなう。
ユニークな視点から話される
インタビューイの言葉が面白すぎて、あっという間に取材終了。
真正面に東京タワーが見える。寒い。
夜は雪になるという話だけど、そんなのはダメよ。
めまいだって、まだ良くなってないんだから。まったくもお。
夕方から三田で取材。
慶應大学近くの、とあるオフィスで
1時間半ほどのインタビューをおこなう。
ユニークな視点から話される
インタビューイの言葉が面白すぎて、あっという間に取材終了。
真正面に東京タワーが見える。寒い。
夜は雪になるという話だけど、そんなのはダメよ。
めまいだって、まだ良くなってないんだから。まったくもお。
朝起きたら、めまいはかなりおさまっていたので、
安堵しながら仕事場に入る。
だが、日が暮れると共に、また頭がグラグラと。
これはどうにもならぬ、ということで
キム・ノヴァク似の女医さんが
やっているくだんの耳鼻科に向かう。
だけど、その耳鼻科への道は
ゆるやかな坂道になっていて、歩くだけで涙目。
グラグラとした頭のなかでは、
バーナード・ハーマンの曲が流れていたという。
ようやくたどり着き、
キム・ノヴァク似の先生に診てもらう。
耳の中を覗かれたり、でかいゴーグルを目に当てられて、
眼球の動きを観察させられたりする。
「そんなにひどくないですよ。
治りかけだと思いますけど、
念のためクスリを出しときますね」
とキム・ノヴァク先生。クールですね。
他に気になるところはありませんか、と訊いてくるので、
「そういえばお昼に焼きそばパンを食べたら、
なんか胸焼けがするんですけど、コレってアレですか?」
と聞こうと思ったけれど、
叱り飛ばされること必至なので自粛。
めまいもひどいが、
「しお焼きそばパン」なるものを
食したせいで、胸焼けが止まらない。
宇宙人(by岡本太郎)がさっそく寄ってきたので、
あげちまえば良かったと後悔。
ついついいつものように
「しっしっ、あっち行って」と言っちゃったからなあ。
めまいは悪化の一途。
朝、目覚めて、寝返りを打つだけで
頭がぐるぐるして、どうにもならない。
なので、朝からずっと伏せっておりました。
トイレに行くにもグラグラ。
コーヒーを淹れようとして、
サーバーにお湯を注ぐときもグラグラ。
その不規則な動きが良かったみたいで、
コーヒーが美味しく入れられるというケガの功名。
そういえば昨日(12月8日)は、
ジョンの命日だったなあと思い、
布団に伏せったまま、ジョンのアルバムを聞く。
「ジョン魂」「イマジン」が名盤なのは言わずもがな。
「ヌートピア宣言」「心の壁、愛の橋」「ロックンロール」
この3枚がやはり、いい。
Nobody Loves You
When You're Down And Out
君が打ちひしがれているとき
誰も君を愛してはくれない
「心の壁、愛の橋」に収録の、
「Nobody Loves You」が滲みてきて、
布団から出られなくなりそうです。
午後から仕事場に入り、
Macを使いながら本のページ構成を考える。
そういえば空腹だということに気がつき、
カップ焼きそばにお湯を入れようと立ち上がったと思いねえ。
そしたら、頭がクラクラとして、倒れそうになってしまった。
いや、焼きそばの怪しさにクラクラしたわけじゃなくて、
めまいだな、こりゃ。去年の春以来、1年半ぶりだ。
生まれてから何万回と繰り返してきた
カップ焼きそばにお湯を入れる行為も、
めまいのせいで四苦八苦。なんということだ。
仕事場近くの耳鼻科を検索してみたら、
キム・ノヴァクに似てなくもない
女医さんがやっている耳鼻科を発見。
でもあいにくの土曜なので休診のようだ。
ヒッチコック監督「めまい」で、
ジミー・スチュアートを幻惑させるキム・ノヴァク。
こんな美女が女医さんだったら、
めまいが悪化すること間違いなし。
それほど大相撲には興味がないのだけど、
貴ノ岩が付き人に暴力をおこなったという報道。
日馬富士に暴行された当人がなぜそんなことを。
言語道断だという声が多く聞かれ、
引退はやむを得ないと思うけれど、
暴力って連鎖する場合がある、と思うわけで。
親にDVを受けていた人が、
自分に子どもができたらDVをしてしまうケース
(もちろんすべての人がそういうわけではない)があるように、
誰か心理学者の人、暴力の連鎖という観点から
この事件を分析してくれないかな。
暴力がいけないのは当然のこととして、
貴ノ岩をことさらに責めて悪者にするのはどうなのだろう。
上から暴力を受けていたからゆえに、
下に対して気がついたら暴力をふるってしまうという。
自制心のあるなしではなく、
思わずやってしまう病的な反射行動というか。
ある意味、彼は被害者だと思ったりするのです。
たまたま書店の雑誌コーナーを眺めていたら、
「キネマ旬報」最新号の特集が、
「1980年代外国映画ベストテン」だった。
映画ファンってベストテン大好きだからなあ、
と思いながら立ち読み。買わなくてすみません。
1位が「ブレードランナー」で、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」あたりが上位。
アート系だと「動くな、死ね、甦れ!」とか
「非情城市」「友だちのうちはどこ?」などが上位。なるほど。
この特集に載っている固有名詞を見ていると
当時の自分のアホさ加減も思い出されて、
自分に向かって「動くな、死ね、甦れ!」と叫びたくなるのでした。
80年代はいろんな意味で懐かしくも恥ずかしいのです。
これが日本映画になると、
まさにこの時代は角川映画全盛。
にっかつロマンポルノも健在だったことを考えると、
恥ずかしさがさらに増すというか。
朝から原宿方面でK誌の編集会議。
いろんな人たちのいろんな企画を聞きつつ、
自分の企画を説明したりする。
毎回思うのは、みなさんそれぞれ固有の知識や経験、
人脈などがあり、提出する企画から
そういったものが垣間見られるのが
なかなか興味深いというか。
会議が終わって、ライターTさんと
原宿駅近くの喫茶店でお茶をしつつ、
それはそれはやさぐれた話をするのもいつものパターン。
仕事場に戻り、T誌の記事が校了したという知らせを受け
少しだけ安堵しつつ、別の本のページラフ作り。
気合いでなんとかなるというものでもないのだけど、
えいやっと、なんとか形にする。
今日はあと、来週インタビューをする人の著作を
読み込まないといけないのだけど、
今日はこれくらいにしてあげてもよろしくてよ、
というツンデレな心の声を聞いたような
気がしたので、これくらいにしといてやらんでもないです。
人食いザメにとっておきの一発をお見舞いする
スピルバーグ監督「ジョーズ」の
ロイ・シャイダーはこんな決め台詞を言い放つ。
「笑え、畜生」
実際の英語の台詞では
「Smile you, son of a bitch!」と言っているようだけど、
この字幕翻訳の素晴らしさといったら、ない。
で、何が言いたいかというと、
入管法改正や水道民営化を通そうとしている連中に、
そして、山手線の新駅の名前を
「高輪ゲートウェイ」に決めた連中に、
この言葉を贈りたい。笑え、畜生。
腰もアレだが、人生もアレ。
ここはやさぐれるときでしょう、
と思ったけれど、雑誌記事の校正や、
年内校了となる本の大量のゲラに囲まれているという。
1月下旬に出る雑誌の記事もあるけれど、
まったく進んでいない状況だし、
年明け1月いっぱいまでに
つくる本や冊子が3冊あり、ようやくスタートしたばかり。
ううむ。仕事もアレだ。やさぐれるヒマが無いだけいいのかも。
こっ、腰が!
いや、別にいま始まったことではないのだけど。
上半身、特に首や肩、
とくに肩胛骨あたりのストレッチを日課にしているので、
ひどい肩凝りが少しはマシになっていた。快調だとすら思っていた。
ふっふっふ。げしし。うひょひょ。
だが、しかし。
人間、慢心するとロクなことがない。
自分の体のなかで、腰が一番アレなのを忘れていた。
そういえば、整体に行くと
首や肩もひどいけど、腰はアレだと言われていたっけ。
朝起きたら、悲鳴こそ上げなかったけど、
なんともいえない痛みが、キュウっと。
でも生きてます。
このあいだ、とある人を取材したとき、
その人は長年うつ病でひきこもっていて、
今は寛解したのだけど、うつ病だった自分をふり返って
こう話していたことを思い出した。
「頑張れ、とまわりの人によく言われたんですけど、
すでに自分は頑張っていることに気づいたんです。
だって何もしなくても心臓が動いて、
体じゅうに血液を送ってくれているんですよ。
それだけで頑張ってるなあ、自分、と思えることができたというか」
そうなのだ。
生きてるだけでも、じゅうぶん頑張っているのだ。
腰がアレでも生きてます。何とか。