あれま。冷蔵庫を開けたら、
チルド室に正月用の餅がまだ残っていた。
やばい、と手に取ると凍ってますがな。
脱兎のごとく水を入れた鍋に火をかけ、
昆布で出汁を取る。
大根と人参、里芋といった指定野菜を
ざくざくと適当に切って投入。
冷凍庫に少しだけ余っていた鶏肉を入れ、
めんつゆの濃いやつを、そろりそろりと入れながら
味を整える。グリルで餅を焼くが、
なかなか火が通らず、動揺する。我慢我慢。
にやけながら鍋からお椀によそっていたら、
グリルから煙が。いつのまにか
焦げるどころか燃えているではないか。んもお。
餅を燃やすのは、カップ焼きそばのお湯をシンクに捨てようとして、
一緒に焼きそばの中味が落ちるのに等しい大惨事である。
だが、それでもなんとか真っ黒な焦げを落とした
不格好な餅をお椀に鎮座させ、
フリーズドライの柚子と鰹節をちょいとふりかけて
季節外れのお雑煮の出来上がり。餅はグリルじゃなくて、
トースターで焼こうと思いながら、おおなんという美味。
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