とある甘味屋にて。
メニューにあった「ぜんざい」を頼んだら、
店のお姉さんが、テーブルにコンロを置き、
「これでお餅を焼いてくださいね」と。
電熱線が赤くなったコンロの上に餅を置く。
徐々に焦げ目がついてくるのを
じっと見ていたら、そうか、幸せというものは
こういうことなのかもしれないな、と。
観光客らしき外国人のお客さんが目立つなか、
焦げ目が全身に広がり、ぷくうと大きく膨らむ餅を
にやつきながら眺めているアジアのおっさんは、
さぞかし気色の悪いものだと想像する。
そんな外国人の白い目をよそに、
餅はますますぷくうううっと。
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