カは哀しみのカ

レイ・ブラッドベリが亡くなったとのニュースが。
享年91。天寿を全うした感じなのだろうか。

おもにハヤカワ文庫や創元SF文庫で読んだ、
『火星年代記』『何かが道をやってくる』、
『10月はたそがれの国』そして『華氏451』。
抒情的でどこか哀しみに満ちた作風が好きでした。



最初に読んだのは『華氏451』だったかな。
トリュフォーの映画を先に見て、
興味が湧いたのがきっかけだったような。
割とエキセントリックな印象の映画と比べて、
かなりセンチメンタルなSF小説という記憶が。

カート・ヴォネガットも亡くなり、
ブラッドベリも鬼籍に入ってしまったとは。
学生時代によく読んでいた作家がいなくなってしまうのは、
それだけ時間が経ってしまったということなのだろう。

自宅の本棚を漁れば、何冊か出てくるはずなので、
また読み直してみようかと。

ご冥福をお祈りします。